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渡辺謙、はやぶさプロジェクトを支えた200人と懇親会!!「皆さんの立ち姿は美しい」と感激!!

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プロジェクトマネージャーとしても関わるなど、本作に情熱を注ぐ渡辺謙
プロジェクトマネージャーとしても関わるなど、本作に情熱を注ぐ渡辺謙

 22日、品川のステラボールで映画『はやぶさ 遥かなる帰還』公開記念チームはやぶさ再集結イベントが行われ、本作主演の渡辺謙、そして渡辺演じる山口駿一郎のモデルとなったJAXA小惑星探査機「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授ほか、本プロジェクトのサポートチームメンバー約200人が本作のために再集結し、親睦を図った。

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』場面写真

 幾多の困難を乗り越え、地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」は全世界で注目を集め、感動を与えてきた。「東日本大震災など、日本が迷走を続けている中で、それでも日本にはこんなに素晴らしい技術や研究者がいるんだということを世界に誇りたい」と熱い気持ちを語る渡辺は、本作のプロジェクトマネージャーとして奔走。プロジェクトマネージャーとしての名刺も用意されており、会場で名刺を配るなど映画をPR。「映画の編集は終わり、あとは音入れ、CGなどの作業が残っている。いよいよはやぶさが帰ってくるという段階」というところまでやってきており、「骨太な映画になったと思います」と自負する。

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 白髪、メガネで学者然とした川口教授と、眼光鋭い渡辺とでは、決して似ているというわけではないが、「そのままコピーをするわけにはいかないので、僕もどこまでするべきかと悩んだところがありましたが、川口さんの精神力やリーダーシップをどのように表現するのかが一番の大きな眼目でした」と語る通り渡辺のなりきりぶりも本作の見どころの一つとして挙げられるだろう。

 またこの日は、NECといった大企業から下町の町工場まで、はやぶさプロジェクトを支えたおよそ200人のプロフェッショナルたちが再集結。そして会場には撮影のために1,200万円をかけて制作された6メートルの実物大はやぶさも来場。渡辺は「先ほどわたしのスタッフが皆さんの立ち姿を観て、美しいと言っていました。まさに日本エンジンの役割を果たしているんだなと思いました。僕たちは技術力、研究力を誇りに思いながら、世界に向かって仕事をしていきたい。これがジャパニーズクリエイティビティーだと思いました」とプロフェッショナルたちを目の当たりにした感激の表情で語った。

 くしくも本日は古川聡宇宙飛行士が大気圏に突入し、中央アジアのカザフスタンに帰還。それを受けた渡辺も「偶然ではありますが、われわれのスタートと時を同じくして(本作のサブタイトルでもある)遥かなる帰還を果たされました。無事にご帰還なされて良かったと思います。われわれの航海はもう一度始まります」と決意を新たにしていた。

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会見後の懇親会に出席した瀧本智行監督も「相当の水準のクオリティーのCGがあがっています、あと一歩で、世界に勝負できる水準に達しているのではないかと思います。映画は最後の詰めのブラッシュアップ次第で、映画が良くも悪くもなりますが、そういったプレッシャーの中、スタッフの尻をたたいています」と最終的な仕上げに向かって最後の力を振り絞っている段階であることがうかがえた。

 本作は、2010年6月13日に、約7年の期間と総距離60億キロに及ぶ壮大なプロジェクトを終えて宇宙より帰還した小惑星探査機「はやぶさ」の歴史的偉業を描くトゥルー・ストーリー。幾多のトラブルに見舞われながらも、はやぶさを生還させようと奮起する人々の情熱が描かれる。(取材・文:壬生智裕)

映画『はやぶさ 遥かなる帰還』は2012年2月11日より全国公開

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