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ミニスカ女子高生映画、サンダンス映画祭に正式出品決定!TIFFからインディペンデンス映画の祭典へ!

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映画『ももいろそらを』メインビジュアル
映画『ももいろそらを』メインビジュアル - (C)マイケルギオン

 日本時間12月1日にサンダンス映画祭のコンペティション部門出品作品が発表され、先日行われた第24回東京国際映画祭(TIFF)で「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した映画『ももいろそらを』が選ばれていることが明らかになった。同作は女子高生たちの日常をモノクロームの映像で切り取った作品で、TIFFでの上映時にも大きな話題を呼んだ作品だ。

 映画『ももいろそらを』が正式出品されるのは、サンダンス映画祭の「ワールドシネマ・ドラマティック・コンぺティション」部門。俳優・映画監督のロバート・レッドフォードが主催する同映画祭はインディペンデント映画の祭典として名高い映画祭で、近年では2008年の『フローズン・リバー』、翌09年の『プレシャス』といった同グランプリを獲得した作品がアカデミー賞をはじめとする賞レースに絡んでくるなど、映画ファンならば見逃せないイベントとなっている。過去にグランプリ・観客賞を獲得した監督を振り返っても、コーエン兄弟、ブライアン・シンガーデヴィッド・O・ラッセルスティーヴン・ソダーバーグといったそうそうたる面々が並んでいる。

 それだけに映画関係者も注目しており、『ももいろそらを』の関係者の元には今朝の発表と同時に世界中から売り込みメールが届いているという。演技経験のほとんどない現役女子高生たちを抜てきした本作では、ミニスカートの制服、女子高生ならではの会話といった現実と地続きの世界がスクリーンで表現されている。だが、その一方で、音楽を一切使用せず、映像もカラーではなくモノクロにするなど、随所に小林啓一監督ならではの演出が光る作品で、そのみずみずしい魅力は高い評価を受けている。

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 そんな本作がサンダンス映画祭でどういった評価を受けるのかはまだ未知数であるもの、多くの観客の目に触れることは作品にとっても、監督にとってもプラスに働くはず。TIFFをきっかけに世界へ飛び立つ作品が出ることは、日本の映画人にとっては何よりもうれしいニュースだ。(編集部・福田麗)

サンダンス映画祭は現地時間2012年1月19~29日にアメリカ・ユタ州にて開催

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