親が刑務所に入り、ドラッグディーラーに育てられた子どもたちとは?観客賞を受賞した『クック・カウンティー』

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アンソン・マウント

 アメリカのテレビドラマ「ヘル・オン・ウィールズ(原題) / Hell on Wheels」で主役を務める注目の俳優アンソン・マウントが、新作『クック・カウンティー(原題) / Cook County』について語った。

 同作は、刑務所から出所してきたサニー(ザンダー・バークレイ)が、自分の子どもを連れ戻すためにテキサス東部に住む弟バンプ(アンソン・マウント)の家に向かうが、バンプはドラッグがはびこる環境の中でサニーの子どもを育てていたというドラマ作品。テレビドラマ「NIKITA/ニキータ」のザンダー・バークレイが共演している。さらにこの作品は、2009年に世界最大級の音楽や映画の見本市、サウス・バイ・サウスウェストで観客賞を受賞している。

 アンソンは、覚せい剤(メタンフェタミン)の常用者で、ディーラーでもあるバンプ役を演じるうえで、どのようなリサーチをしたのか。「まず、メタンフェタミンを扱った作品を数作観て、その後実際にメタンフェタミンの常用者だった過去を持つ人たち2、3人にインタビューしたんだ。だが、大変だったのは(短期間で)約20ポンド(9キロ)痩せて、さらに俳優の友人のスタジオを借りて、自分だけが納得するドラッグディーラーではなく、あくまでその俳優の友人とともに演じてみて、このバンプ役を徐々につかもうとしていったことだった」と、全く自分とは違う性格のバンプ役に苦労したことを明かした。

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 初監督に挑戦したデヴィッド・ポウムズについて「デヴィッドは、僕にこのバンプ役とプロデューサーとして参加することを依頼してきた。ただ、プリプロダクション(撮影間の準備段階)では、サニーが47ページ目まで登場していなかったんだ。そこで僕は、サニーは(子どもを救う)ヒーロー的な存在だから、もっと早く登場しなければいけないとか、キャラクターの台詞の長さなんかも修正してきたんだ。だから、全く改稿された脚本を撮影当日に渡されたこともあったよ。それでも、デヴィッドの本能的(即興的)な判断が素晴らしかったから、上手く撮影することができたんだ」と語った。撮影中にはデヴィッドの即興的な判断が理解できなかったこともあったそうだが、後に映像を観てその意図がわかったそうだ。

 この映画の見所について「僕自身は、キャラクターの欠点に魅力を感じていて、バンプがまさにそうだ。バンプは、サニーの子どもと自分の子どもと3人で人里離れた環境で暮らしていて、彼の欠点や家族内でのドラマが、舞台となるテキサス東部のこの空虚な場所(ドラッグディーラーの棲み家)にすごく反映していると思う。それに家族やドラッグを通して、人間の葛藤が描かれている点にも注目してほしいんだ」と語ってくれた。

 映画は、テキサスの東部で暮らす貧しい家庭が、ドラッグから得る金だけを頼りに生きていて、小さい子どもたちが逃げ場のない環境が、人々の心にせつなく響いてくる。アンソンの次回作は、ジェイソン・ステイサムと共演した映画『セーフ(原題)/ Safe』が控えている。

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