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巨匠スコセッシ監督が日本の学生たちにエール! 狂気じみていると思われるぐらいの決意を持て!

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過去を明かしつつ、日本の学生へエールを送ったマーティン・スコセッシ監督
過去を明かしつつ、日本の学生へエールを送ったマーティン・スコセッシ監督

 第84回アカデミー賞に最多11部門でノミネートされている映画『ヒューゴの不思議な発明』のPRで来日中のマーティン・スコセッシ監督が、17日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで、映像系の仕事につくことを希望する学生たちに特別講座を行った。

映画『ヒューゴの不思議な発明』写真ギャラリー

 スコセッシ監督が、特撮映画の父と呼ばれるジョルジュ・メリエスなど過去の映画監督へのリスペクトとオマージュを込め、自身初となる3Dで挑んだ本作。スコセッシ監督は「過去の偉大なフィルムメーカーの方々は、認められる前に亡くなってしまうことが多かった。劇中でメリエスが見せる、自分の作品が忘れられる悲しみは真実なんです」と今作の中に込めた、偉大な巨匠たちへの思いを語った。

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 そして、これまで数々の傑作を生み出してきたスコセッシ監督に、学生から「その想像力の源はどこから?」と質問が。すると監督は「わたしは3歳のころぜんそくになって、スポーツもできず、笑うことすら制限されていた。だからいろいろ想像したり、いろんなことをよく観察したりした。毎回映画を作るときは、そんなふうにして、子どものころ抱いていた衝動、イマジネーションに戻るんだ。そういった意味でも、今回の作品は特別なものだった」と自身のクリエイターとしての原点を明かした。

 また、将来映画の仕事に携わりたいという学生から「スコセッシ監督を超える方法を教えて下さい」と大胆な質問を受けると、笑いながら「『自分の夢を追う』という陳腐な言い方があるけど、そうではない。狂気じみていると思われるぐらい、これしかやりたくない、という決意を持つことだね」とエールを送っていた。

 『ヒューゴの不思議な発明』はブライアン・セルズニックの世界的ベストセラーが原作のファンタジー。1930年代のパリを舞台に、駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴが、父親が残した機械人形に隠された秘密を探る姿を描く。(古河優)

映画『ヒューゴの不思議な発明』は3月1日よりTOHOシネマズ有楽座ほかにて全国公開

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