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レイフ・ファインズに電話インタビュー!監督について学んだのはスピルバーグから!

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監督とは父親みたなもの!スピルバーグから学んだ姿勢で初監督作に挑んだレイフ・ファインズ
監督とは父親みたなもの!スピルバーグから学んだ姿勢で初監督作に挑んだレイフ・ファインズ - (C) Coriolanus Films Limited 2010

 今月25日から公開される、映画『英雄の証明』で監督・製作・主演を務めた、俳優レイフ・ファインズが、初めての監督作、そして原作となったウィリアム・シェイクスピアの「コリオレイナス」への思いを語った。

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 ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身のレイフは、2000年、東京にある赤坂ACTシアターで「コリオレイナス」を上演。レイフは、「この作品に出会ったとき、映画化したらきっと成功するという確信があった。それに、もっとコリオレイナスという男を掘り下げてみたいという役者としての欲求もあったんだ」と映画化の動機を語る。

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 10年越しの願いがかない映画化が実現した本作で、レイフは初めてメガホンを握った。舞台を現代に移した本作について、「撮影は、戦闘シーンから始まった。正直とても大変だったけれど、ローマ軍の兵士役を、セルビアの対テロリスト特殊部隊SAJの隊員たちが演じてくれたから、とてもリアルな戦闘シーンが出来上がった、彼らには感謝しているよ」と振り返るレイフ。

 共演者は、映画『300 <スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラーに名女優のヴァネッサ・レッドグレーヴと実力派ぞろい。「映画『シンドラーのリスト』で、(スティーヴン・)スピルバーグと仕事をしたとき、監督というのは父親のような存在だということを学んだ。だから今回は、父親と子ども、二つの役割を果たさなければいけなかったんだ。こう言えば、(撮影が)どれだけ大変だったかわかってもらえるんじゃないかな」と語るなど、主役を演じる一方、名優たちに演技をつけていく仕事は、決して容易ではなかったようだ。

 扇動されやすい民衆、自己の利益しか考えず平気でうそをつく政治家……。共和制ローマ時代から現代へと時代を移しても、シェイクスピアが残した物語の神髄は変わらない。レイフは「戦争、そして政治の裏側にあるたくさんの駆け引きやうそは、現代にそのまま通じる。観客は、この物語が17世紀に書かれたものであることに、改めて驚くはずだ」と語った。シェイクスピア劇というと、苦手意識から敬遠してしまう人もいるかもしれないが、レイフが監督としての才能を開花させた本作で、歴史的名作の偉大さに触れてみてはいかがだろう。(編集部・森田真帆)

映画『英雄の証明』は2月25日より丸の内ルーブルほか全国公開

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