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『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラの妹演じたアン・ラザフォードさんが死去

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若かりしころのアン・ラザフォード
若かりしころのアン・ラザフォード - Hulton Archive / Getty Images

 不朽の名作『風と共に去りぬ』で、ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラの妹キャリーン・オハラを演じた女優アン・ラザフォードさんが亡くなった。彼女の友人で女優であるアン・ジェフリーズが伝えたことで明らかになった。

 アン・ラザフォードさんはMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)と契約を結び、ミッキー・ルーニーが演じる「アンディ・ハーディ」シリーズで、ミッキー・ルーニーの十代のガールフレンド役を演じて名を馳せ、その後MGMの共同創始者のルイス・B・メイヤーの義理の息子であるデヴィッド・O・セルズニックが、アン・ラザフォードを『風と共に去りぬ』に出演するよう依頼した。最初彼女は同作の出演を断る気持ちでいたそうだが、原作マーガレット・ミッチェルのファンである友人に考え直すように勧められ、彼女自身もこの原作がどのように映画化されるか観たいと思い出演を決めたことを2010年のタイムズ誌とのインタビューで明かしている。

 アン・ラザフォードさんは、11日(月曜日)にビバリーヒルズの自宅で94歳で亡くなった。今のところ死因については明らかにされていないが、長い間心臓の病気を患っていたそうだ。ご冥福をお祈りいたします。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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