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吉永小百合、透き通った歌声 『北のカナリアたち』最北の地に響く

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子役たちと美声をとどろかせた吉永小百合
子役たちと美声をとどろかせた吉永小百合

 7月1日、2日、東映創立60周年記念作品『北のカナリアたち』の撮影が北海道・利尻島で行われ、小さな分校の教師で6人の生徒に歌を教える主人公・川島はる役の吉永小百合が、高音透き通る歌声を響かせた。

映画『北のカナリアたち』フォトギャラリー

 はる先生と教え子たちに起こったある悲劇が日常を狂わせその地を追われたはるが、20年後の現在に教え子たちと再会する旅をし、それぞれが抱えていた心の傷や真実が明らかになっていくさまを描く本作。成長した教え子を演じるのは森山未來満島ひかり勝地涼宮崎あおい小池栄子松田龍平という若手実力派の面々。一方、子ども時代を演じるのは、全国約3,100名のオーディションから選ばれた歌の得意な子どもたち。

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 記念物に指定されるほど貴重な植物やエゾカンゾウが咲き誇る緑豊かな野原で撮影されたのは、吉永ふんするはる先生と6人の生徒が「あの青い空のように」を合唱しながら元気に歩く回想シーン。本番前には、阪本順治監督が緊張している子役などをリラックスさせるためにデビュー当時から行っている「一回まわってめちゃくちゃ楽しい」という合言葉・パフォーマンスを子どもたちが披露する場面も見られ、勢いそのままに美しいハーモニーを奏でた。

 そんな子どもたちを先導する吉永は、ベージュの衣装に茶色いリュックを背負った姿で、歩きながら子どもの肩に手を添えるなど、満面の笑顔で温かみのあるはる先生を体現。子どもたちと共に伸びのある歌声を最北の地に響かせた。

 また、岩場の海岸沿いでは、隠れて出てこなくなった生徒・信人を説得するシーンが撮影され、吉永は高部の岩と岩の間、人ひとりがやっと通れる程度の歩道から駆け降りてくるのだが、「近眼で見えないから思い切って行ける」と危険を伴うシーンでもユーモアたっぷり。

 この日はじっとしていても汗ばむほどの気温で、足場も悪いとなれば体力も大きく消耗するはずだが、吉永は集まった約50名の報道陣に自ら歩み寄り「ホテルに帰ったらすぐ腕立て伏せをしている」という体力づくり秘話や昨夜の食事の話までざっくばらんに語り、気さくで飾らない人柄をにじませた。何より、吉永自身が撮影を積極的に楽しんでいる姿から、早くも映画の成功を予感させた。(編集部・小松芙未)

映画『北のカナリアたち』は11月3日より全国公開

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