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教場 Requiem

2026年2月20日公開 149分

ついに公開!シリーズ集大成『教場 Requiem』評価は?

編集者レビュー

教場 Requiem
(C) フジテレビジョン (C) 長岡弘樹/小学館

教場 Requiem』2026年2月20日公開

 『HERO』シリーズなどの木村拓哉が警察官を育成する教場の鬼教官を演じるシリーズで、『教場 Reunion』に続いて205期生と真剣勝負を繰り広げる映画版後編。警察学校を舞台に、さまざまな秘密や葛藤を抱える警察官たちの前に、どんなうそも見抜く教官が立ちはだかる。学生役で特撮ドラマ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」などの綱啓永をはじめ、齊藤京子金子大地倉悠貴井桁弘恵などが出演。監督を『Dr. コトー診療所』シリーズなどの中江功が務める。

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編集部・石井百合子 評価:★★★★

 映画化もされた「HERO」「グランメゾン東京」に続き、スター俳優・木村拓哉の当たり役となった本作。SPドラマ、連ドラと同様、鬼教官の風間が生徒たちに仕掛ける“謎かけ”が軸にありながら、中には痴情のもつれに踏み込んだかなりきわどいものもあり驚かされる。映画後編の見せ場は、風間が卒業式で行う“最後の授業”。そして、かつて自身の後輩を殺害し、右目を奪った十崎(森山未來)事件の行方。この二人が卒業生や生徒たちも巻き込んで結びついていく展開は期待感をきっちり回収する集大成と言え、胸に迫る。一方でやや駆け足な印象も。

 表情を動かさず多くを語らない風間教官は相変わらずミステリアスで、教壇に立つ風間を背後から捉えたショットや、風間が廊下を規則正しく歩くシーン、道場のシーンなどの余白が想像を掻き立てる。まるで風間がすべてを見透かしているかのように、随所にちりばめられた伏線が鮮やかに回収されていくスリルに加え、映画ならではの“サプライズ”もうれしい。

編集部・市川遥 評価:★★★★

 「教場」と「教場II」はそれぞれが前後編のスペシャルドラマとして、前日譚となる「風間公親-教場0-」は連ドラで描かれた本シリーズ。その初の劇場版となる『教場 Requiem』は「教場III」にあたり、Netflix配信された前編『教場 Reunion』に続く後編となる。ドラマは鮮やかな伏線回収が大きな魅力だったが、この『教場 Requiem』では前編はもちろん、シリーズ全体に張り巡らされていた伏線が回収される、まさに集大成という体で制作されており、シリーズの記憶が鮮明な状態で観るとより一層大きな満足感を得られる。

 すべてを見抜く鬼教官・風間(木村拓哉)が生徒たちをふるいにかけ、導き、最後には見違えるように成長した彼らと固く信頼の握手を交わすという、目頭を熱くする成長物としての魅力も健在。CMの入るテレビドラマと違い、そうした区切りがない映画版だと思った以上に劇中の時間が進んでいることに混乱させられる場面もあった。だが、誰かと語り合いたくなること必至のラストなどは、映画だからこそより大きな衝撃として響く。

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