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若い者には負けないぜ!おやじパワー炸裂で『エクスペンダブルズ2』が王座に! -8月20日版

全米ボックスオフィス考

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まさに傭兵(ようへい)版『オーシャンズ』といっても過言ではない? -映画『エクスペンダブルズ2』より
まさに傭兵(ようへい)版『オーシャンズ』といっても過言ではない? -映画『エクスペンダブルズ2』より - (C) 2012 Barney's Christmas, Inc.

 往年のアクション・スター勢ぞろいで大ヒットを飛ばした2010年公開の『エクスペンダブルズ』シリーズ第2弾となる映画『エクスペンダブルズ2』が、2,859万ドル(約22億8,720万円)をたたき出して堂々全米トップに輝いた。上映館数は3,316か所で前作『エクスペンダブルズ』より18パーセント減の公開館数となっている。配給ライオンズゲートの調査によると63パーセントが男性客で、全体の65パーセントが25歳以上と大人の男性に人気の作品であることが見て取れる。映画ファンが採点をするサイトのシネマスコアによると、この作品につけられた平均評価はA-という結果だった。(1ドル80円計算)

今週トップの映画『エクスペンダブルズ2』場面写真

 ハリウッドがこのタイプのシリーズものにおいて、柳の下の2匹目、そして3匹目のドジョウを狙うことは定番となっている。『エクスペンダブルズ』シリーズも例外ではなく、TotalFilm.comによると本作のプロデューサーのアヴィ・ラーナーが、シリーズ3作目にはニコラス・ケイジの出演が決定していて、さらにハリソン・フォード、そして極めつけは大御所のクリント・イーストウッドが交渉中と明かしており、実現したらすごいことになりそうである。

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 第2位は、早くも首位を追われることとなった映画『ボーン・レガシー』で1,706万ドル(約13億6,480万円)となっており、先週から55パーセント興収がダウン。現時点でトータルの興収は6,962万ドル(約55億6,960万円)と、映画『ボーン・アイデンティティー』の同時期の成績である5,438万ドル(約43億5,040万円)よりは上をいっている。しかし、最終的には1億2,170万ドル(約97億3,600万円)の興収を上げたこの作品に『ボーン・レガシー』が追いつけるかどうかは、次回のボックスオフィスでどのようなパフォーマンスを見せるかにかかっている。

 今週の第3位は、新作アニメ映画『パラノーマン(原題) / ParaNorman』で1,409万ドル。死んだ人やお化けたちと会話のできる少年が、呪いによって大ピンチとなった町を救うというお話。ユニークなストーリーが批評家たちにも評判となり、公開館数も3,429館とかなり大型のロードショーを展開したにもかかわらず、思ったほど成績が伸びず残念な結果となった。間もなく同ジャンルのアニメ映画『モンスター・ホテル』の公開が予定されているが、果たしてこちらの成績はどうなるか。

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 第4位は、先週の第2位から後退し、興収50.6パーセント減のコメディー映画『ザ・キャンペーン(原題) / The Campaign』で1,313万ドル(約10億5,040万円)。そして今週トップ5の最後は、今年2月に亡くなったホイットニー・ヒューストンさんが出演している映画『スパークル(原題) / Sparkle』で1,164万ドル(約9億3,120万円)。やはり本人がああいった形で亡くなってしまったせいか大々的なPRも行われずに公開されたが、シネマスコアの評価ではAと評判が良く、ひょっとすると上位に長くランクインし続けるかもしれない。

 さて次回のチャート予想だが、今週末の話題封切り作品はゼロに等しい。唯一ブラッドリー・クーパーが出演しているアクション・コメディー映画『ヒット&ラン(原題) / Hit & Run』が多少気になるが、マイナーな雰囲気の漂うこの作品がトップ5に入ることはまずないと考えられる。このままでいくと、『エクスペンダブルズ2』が2週目の王座に就くことは確実で、第3位の『パラノーマン(原題) / ParaNorman』がジャンプアップすることは考えにくいことから、第2位の『ボーン・レガシー』がそのまま居座る可能性が高い。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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