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早くもオスカーの声!ベン・アフレック主演&監督作『アルゴ』の評判が上々!

第37回トロント国際映画祭

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トロント国際映画祭にさっそうと登場したベン・アフレック
トロント国際映画祭にさっそうと登場したベン・アフレック - photo:Mark Davis

 第37回トロント国際映画祭でベン・アフレック主演・監督作『アルゴ』が公開され、早速同作がアカデミー賞にノミネートされることは必至と各メディアが書き始めている。

映画『アルゴ』場面写真

 例えばEntertainment Weeklyは、「トロント映画祭の現時点では、『アルゴ』がオスカーに最も近い作品ということで全体的な意見が一致している。観ていて興奮する作品で、物語が展開するペースも完璧。キャストの演技力も最高だ。何よりこの映画が真実に基づいているという点が、オスカーでは有利となるだろう。さまざまな部門にノミネーションの可能性がある」と分析。そのほかVarietyやHollywood Reporterなども同様に本作を絶賛している。

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 トロント映画祭で行われた記者会見においてもオスカーに関する質問が飛んだが、ベンは“オスカー”という言葉を避けるように、「僕の今の目標はとにかく一人でも多くの人に劇場に来てもらってこの作品を観てもらうことなんだ」とコメント。「この作品は、スーパーヒーロー物でなければ、アクション映画でもない。シリアルキラーの映画でなければ、アメコミの映画化でもない。ハリウッドのヒットの法則に従った映画ではないから」とその理由を挙げている。

 『アルゴ』は、1979年にイランで起きたアメリカ大使館人質事件を基づいた作品。大使館の裏口から密かに脱出しカナダ大使の家に身を隠した6人の大使館員を救出するため、CIAのトニー・メンデス(ベン)がうそのハリウッド映画を企画、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げて出国させるという前代未聞の作戦を描く。

 ベンは大学時代に中近東の政治を専攻していたといい、“ハリウッド”と“中近東”という彼にとって個人的に思い入れのある題材がテーマとなっていることも、本作が素晴らしい出来となった一因といえるだろう。また同事件は、カナダ大使館の協力なしでは解決しなかったため、「ありがとうカナダ」というメッセージも込められている。そのため、カナダ・トロント映画祭でのプレミア上映では鳴り止まない歓声を浴びていた。(取材・文:中村明美)

第37回トロント国際映画祭は9月16日まで開催

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