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東京国際映画祭コンペ作品が発表!中国・韓国からも1作ずつ選出…外交問題の影響はなし

東京国際映画祭コンペ作品が発表!中国・韓国からも1作ずつ選出…外交問題の影響はなし
コンペティション作品が発表された第25回東京国際映画祭記者会見の登壇者 - 左から、依田巽氏、前田敦子、松江哲明監督、高井英幸氏

 20日、第25回東京国際映画祭記者会見が六本木・アカデミーヒルズで行われ、コンペティション作品全15本が発表された。日本からは松江哲明監督の映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』と、奥原浩志監督による北京語映画『黒い四角』が選出された。

 今年は世界91か国・地域から、史上最多となる1,332本の作品がコンペティション部門に応募された。新人監督による作品がある一方で、『きみに読む物語』などで知られるニック・カサヴェテス監督の新作『イエロー』があるなど、例年以上にバラエティーに富んだラインナップ。審査委員長をロジャー・コーマンが、審査委員をリュック・ローグ、滝田洋二郎、エマニエーレ・クリアレーゼが務める中、世界中から集められた15本が最高賞にあたる東京 サクラ グランプリを競う。

 尖閣諸島の国有化や竹島をめぐる領土問題など、外交問題が報じられている現在の日本。同映画祭のチェアマンを務める依田巽氏は、そうした影響が上映作品のセレクションなどに表れているかという問いに「(映画祭側としては)関係ない」ときっぱり。現在のところ具体的な影響は出ていないといい、今後何らかの事態が発生した場合も「自然体で対応していく」と映画祭としての姿勢を示した。

 実際、コンペ作品には中国と韓国の映画作品がそれぞれ1本ずつ選出。加えて、日本人の奥原監督が全編北京で撮影した映画『黒い四角』もコンペに参加している。また、同映画祭の目玉ともいえる「アジアの風」部門の作品にも多くの中韓作品が選ばれており、影響は現在のところ出ていないという依田チェアマンの言葉の正しさを証明するラインナップとなっている。

 第25回東京国際映画祭は10月20日より開幕。公式オープニング作品はジェームズ・キャメロン監督が製作総指揮を務めた映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』、特別オープニング作品は『JAPAN IN A DAY [ジャパン イン ア デイ]』、公式クロージング作品はクリント・イーストウッド主演の映画『人生の特等席』となっている。この日はほかに、公益財団法人ユニジャパン理事長の高井英幸氏、公益財団法人ユニジャパン事務局長の西村隆氏、東京国際映画祭事務局長の都島信成氏、コンペティションに選出された映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』の松江監督、そして「TIFFアンバサダー」を務める前田敦子が登壇した。(編集部・福田麗)

コンペティション作品は以下の通り
『アクセッション-増殖』マイケル・J・リックス監督(南アフリカ)
『天と地の間のどこか』イェシム・ウスタオウル監督(トルコ、ドイツ)
『ティモール島アタンブア39℃』リリ・リザ監督(インドネシア)
『黒い四角』奥原浩志監督(日本)
『風水』ワン・ジン監督(中国)
『フラッシュバックメモリーズ 3D』松江哲明監督(日本)
『ハンナ・アーレント』マルガレーテ・フォン・トロッタ監督(ドイツ)
『シージャック』トビアス・リンホルム監督(デンマーク)
『未熟な犯罪者』カン・イグァン監督(韓国)
『ニーナ』エリザ・フクサス監督(イタリア)
『NO』パブロ・ラライン監督(チリ、アメリカ)
『もうひとりの息子』ロレーヌ・レヴィ監督(フランス)
『テセウスの船』アーナンド・ガーンディー監督(インド)
『メイジーの知ったこと』スコット・マクギー監督、デヴィッド・シーゲル監督(アメリカ)
『イエロー』ニック・カサヴェテス監督(アメリカ)

第25回東京国際映画祭は10月20日から28日まで六本木ヒルズほかにて開催


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