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テレサ・テンさんの伝記映画!アン・リーが監督候補か

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監督のオファーを受けたアン・リー監督
監督のオファーを受けたアン・リー監督

 42歳の若さでこの世を去った台湾出身の歌姫テレサ・テンさんの伝記映画を企画していることが、彼女の実兄によって明らかにされた。映画『ブロークバック・マウンテン』や『ラスト、コーション』などでおなじみのアン・リー監督に、監督のオファーをしたことが中国のメディア、聯合早報が報じた。

アン・リー監督映画『ラスト、コーション』フォトギャラリー

 テレサ・テンさんの実兄であるドン・チャンフーさんが現在会長を務める「テレサ・テン文教基金会」で、彼女を題材にした映画を企画し、さらにその監督を台湾出身のアン・リー監督に依頼したと、チャンフーさんは答えているそうだ。

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 テレサ・テンさんは1953年に台湾の雲林県で生まれ、1970年代から90年代にかけて、台湾のみならず、東アジアで絶大な人気を誇った。日本でも楽曲「つぐない」、「愛人」、「時の流れに身をまかせ」などを大ヒットさせ、日本有線大賞などを含めた数多くの賞を受賞。だが、1995年に滞在していたタイのホテルで、気管支ぜんそくのため42歳で亡くなった。

 さらに映画化の企画以外にも、来年、テレサ・テンさんの生誕60周年を迎えるため、彼女の未発表の曲も含めたベスト・アルバム、「テレサ・テン/生誕60年 ダイヤモンド・ベスト」などもすでに発売しているようだ。ちなみにアン・リー監督は、新作『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』を台湾で撮影しており、この新作の宣伝のために母国に帰ったときに、この企画の話し合いがもたれるものと思われる。台湾を代表するアーティストを、今や世界中で活躍するアン・リー監督が手掛けることになれば、期待できる作品になりそうだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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