イーストウッドの俳優復帰は監督デビューしたい自分へのお返し…まな弟子が告白

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イーストウッドのまな弟子!ロバート・ロレンツ監督

 クリント・イーストウッドが4年ぶりに俳優復帰した映画『人生の特等席』で監督デビューを飾ったロバート・ロレンツが、イーストウッドとの師弟関係について語った。イーストウッドとは、映画『マディソン郡の橋』で助監督を務めてからの付き合いだという。

映画『人生の特等席』場面写真

 『グラン・トリノ』の後、「積極的に役は探さない」と事実上の俳優引退宣言をしたイーストウッドが、4年ぶりに復帰したことについてロレンツ監督は、「クリントはもともと企画を聞いたときからガス(クリントの役名)に興味を持っていて、脚本を読んだら『自分が演じたい』と言ったんです。『監督をわたしに』とも思っていたそうですが、そこは意地悪で、後まで教えてくれませんでした」と笑い、「これまでのお返しのつもりで、自分が出演することでわたしに監督のチャンスを与えてくれたんです」と打ち明ける。

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 イーストウッドの唯一のまな弟子ともいわれているが、ロレンツ監督自身も「20年近い付き合いがレッスンそのものだったと思っています」とうなずく。本作も、早撮りで知られるイーストウッド監督の手法にならったといい、「早撮りをするには、役者もスタッフも緊張感を持って、全エネルギーを集中させる必要があります。早撮りにしたおかげで最高のものだけでなく、リアルなものが撮れたと思っています」と自信を見せた。

 もちろんイーストウッドの助けもあったそうで、「映画作りを本当に知り尽くしているからこそ、そのシーンで伝えなければいけないことをすぐに演じることができる。監督がその場面の中でやりたいことも全て理解して、それを実現するための力を貸してくれるのです。また、彼はファンのことをよくわかっていて、演じるキャラクターに足りない要素があると加えてくれる。本当に最高の俳優です」と俳優イーストウッドの魅力を語った。

 「次は、長年温めてきたダークな犯罪ドラマを撮りたい」というロレンツ監督。そこにイーストウッドが俳優として再び出演する可能性は、「とても低いと思います。彼が俳優を続けたいと思っていませんし、ものすごくユニークな役でなければ出演しないでしょう。だからこそ、今回二人で仕事ができたのはとても素晴らしいことでした」とほほ笑んだ。師匠からの最高のお膳立てを受けてデビューを飾ったロレンツ監督が、これから独りどんな道を歩むのか。本作における確かな手腕を見れば、想像は難しくない。(写真・文:小島弥央)

映画『人生の特等席』は11月23日より丸の内ピカデリーほか全国公開

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