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ジブリの世界、奈良の大仏のように残したい!美術館館長が明かす夢

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「坂本さんの映画」と絶賛された坂本真綾と中島清文館長
「坂本さんの映画」と絶賛された坂本真綾と中島清文館長

 27日、三鷹の森ジブリ美術館=スタジオジブリが配給を手掛け、ロングランヒットとなったフレンチ・アニメーション映画『夜のとばりの物語』の続編、『夜のとばりの物語 -醒めない夢-』の完成披露試写会が都内で行われ、前作に続き日本語版キャストでヒロインを務めた坂本真綾のほか、「三鷹の森 ジブリ美術館」の中島清文館長が登壇した。

 本作は『キリクと魔女』など独自の世界観で知られるフランス・アニメーション界の鬼才ミッシェル・オスロ監督が、「愛」をテーマにした前作から、さまざまな「夢」をテーマに描いた続編作。

 前作同様、作品は影絵アニメーションで構成。多くの人が見慣れた、通常のアニメとは異なる表現について坂本は「見えないはずの、描かれていない表情も見えてくる。影絵の想像力を掻き立てる力はスゴいと思う。シンプルな線で描かれているのを忘れちゃうぐらい、表情豊かに受け取ることができました」と作品の魅力を力説する。

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 そのコメントを隣りで静かに聞いていた中島館長は、坂本の話が終わるや「坂本さんの声がさらに表情を想像させる素晴らしい吹き替えになっています。坂本さんの映画になったといっても過言ではないと思います」と即座にコメントを加えて絶賛。これに坂本は「言い過ぎだと思います」と恐縮しきりといった様子で、はにかんだ笑みを見せていた。

 また、本作でテーマとなる「夢」について問われた坂本は、「旅をするのが好きなので、いろんな国に行ってみたい」と回答。中でも今行ってみたいのはクロアチアとロシアとのことで、「(格闘家でクロアチア出身の)ミルコ・クロコップのファンなのと、シベリア鉄道に乗ってみたいと思っています」と意外な理由を明かした。一方の中島館長は「夢」について、「奈良の大仏のように、ジブリ美術館やジブリの世界観を、時代がどんなに変わっても残し続けたい」と答え、場内の深い共感を呼んでいた。(取材・文:長谷川亮)

映画『夜のとばりの物語 -醒めない夢-』は2013年1月19日より新宿バルト9にて公開
映画『夜のとばりの物語』ブルーレイ&DVDは12月5日発売 税込み価格 4,935円(ブルーレイ) / 3,990円(DVD)

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