小松彩夏、初主演でゾンビに！SABU監督が贈る、切ないゾンビ映画！

　女優の小松彩夏が、主演映画『Miss ZOMBIE』でゾンビ役に挑戦することが明らかになった。待望の映画初主演となる本作について、小松は「やっと夢がひとつかなったなといううれしい気持ちでいっぱいでした！　それと同時に不安もありましたが、脚本を読んで、とても面白い作品になると確信しています」と心境を明かしている。

　本作は、『疾走』『うさぎドロップ』のSABU監督による完全オリジナルストーリー。言葉も記憶も失い、人間を襲うこともないゾンビ・沙羅（小松）がある日、幸福な家庭に送られてくることから始まるといい、脚本を読んだ小松は「読んでいくうちにどんどん引き込まれて、ゾンビがどんどん愛しくなりました。ただのゾンビ映画じゃなく、人間の嫉妬など汚い部分やどろどろした部分などをすごくリアルに描いている作品だと思います。映像になるまで想像がつかない部分が多いので今から撮影が楽しみです！」とすっかり作品のトリコに。

　また本作は、SABU監督が初めて女優を主演に迎えた作品でもある。以前より監督のファンだったという小松は「不安もたくさんありますが、初主演作品がSABU監督なので、思いっきりゾンビを演じさせていただきたいと思います。SABU監督に全てを託します」と全幅の信頼を寄せている。

　そのSABU監督は、「ゾンビはどこか切ない」という思いから本作のアイデアを思いついたとのこと。「シンプルで絵画的、そんな画の連続にしたい。名作にします！」と明かすと同時に、主演の小松については「切なげな雰囲気があり、すごくゾンビが似合いそう。楽しみです」とコメントしており、こちらも撮影開始を待ち望んでいる様子だ。

　共演には、冨樫真、手塚とおるなど。劇場公開は2013年を予定している。（編集部・福田麗）

映画『Miss ZOMBIE』は2013年公開予定