宮崎あおい、『おおかみ』ファミリーに再会！老若男女を問わない魅力を再確認

　7日、映画『おおかみこどもの雨と雪』のオーディオコメンタリー収録が都内スタジオで行われ、宮崎あおい、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、細田守監督が久々に顔を合わせた。宮崎は「アニメだけど、実写のようなすてきな作品。今までこんな作品を観たことがなかった。何度観ても鳥肌が立ったり、泣きそうになったりと、感情が揺さぶられる瞬間があって。改めてすごい映画だなと思いました」と改めて本作の魅力に触れた。

映画『おおかみこどもの雨と雪』オーディオコメンタリー収録　フォトギャラリー

　映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』で世界が注目するアニメーション作家へと躍り出た細田監督。最新作となる本作では、おおかみおとこと恋に落ちたヒロインの結婚、出産、子育てに奮闘する13年間を映し出し、11月末時点で動員341万人、興収41億8,000万円を記録するなど、細田作品最大のヒットを記録している。

　これほどの成功は細田監督にとっても驚きだったらしく、「こんなにたくさんの方に観てもらえると思ってなかった」と思わず本音をぽろり。それでも、今回のヒットの理由については「いろいろな方がこの映画を観て、いろいろな感想を聞かせてくれました。観た方それぞれが自身の家族や恋人、大事な人などを思い浮かべていたようで、皆さんに寄り添うような作品にできたことが良かったのかなと思います」と分析していた。

　これに反応して宮崎も「普段アニメを観ることはない祖母が『面白かったよ』とメールをくれました」と付け加えるなど、本作が幅広い年代にアピールする作品であることに太鼓判を押していた。

　この日は、宮崎をはじめとする声優陣が久々に勢ぞろい。宮崎は「久々にみんなと会って話ができて良かった。本当にいい作品は何度観てもいいねという話をしました」と語り、なごやかなムードの中、収録が行われたことをうかがわせた。（取材・文：壬生智裕）

映画『おおかみこどもの雨と雪』DVD（税込み：5,040円）、ブルーレイ（税込み：7,140円）は2013年2月20日に発売