大森南朋、兄・立嗣監督の映画をプロデュース!若手俳優にアドバイスも

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プロデューサーを務めた大森南朋

 2008年に起きた秋葉原無差別殺傷事件を題材にした大森立嗣監督の映画『ぼっちゃん』の初日舞台あいさつが16日に都内で行われ、大森監督の弟で本作のプロデューサーを務めた俳優の大森南朋が飛び入りで登壇した。この日はそのほか主演の水澤紳吾宇野祥平淵上泰史田村愛遠藤雅日向丈三浦景虎が出席した。

大森南朋「恥ずかしい」…フォトギャラリー

 本作は『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(2010)、『まほろ駅前多田便利軒』(2011)など、常に社会的弱者の立場から日本社会を見つめ続けて来た大森監督が、2008年に起きた秋葉原無差別殺傷事件の犯人・加藤智大を題材に、脚本と監督を務めたフィクション作品。工場で働く派遣労働者の青年が初めて共感できる友達に出会うも、リストラや裏切りに遭い、事件を起こすまでに追い込まれていくさまを映し出す。

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 本作の宣伝ポスターのスチール写真も手掛けたという大森南朋は「うちの兄が張り切って撮りました。もう本当に低予算の中で、俳優もスタッフもがんばってくれて。自分も昔はこういう自主映画をけっこうやっていた。こういう形でもっともっと日本の映画の地面が広がっていくと、役者の生きるところもいっぱい出てくると思う。この映画がそのきっかけになれば」と熱っぽく語った。

 また、出演者の淵上が「クランクインする1か月前に、大森監督と大森南朋さん兄弟と飲む機会がありました。プレッシャーを感じていた僕に監督は『その場に存在してくれればいい』と言っていたのですが、南朋さんからは『悩んで、悩んで、悩みきった先に、いい芝居ができるから』と言われました」と裏話を明かすと、大森は「恥ずかしい……」と苦笑いしていた。

 秋葉原の事件を起こした加藤被告が、事件直前まで書き込んでいたネットの掲示板を読んだことが本作の着想のきっかけだったという大森監督は「この映画は、アパッチという大森南朋の事務所で製作しました。今、映画を作るのは難しい状況。アパッチがいなかったらこの映画ができていなかったです」と制作会社に感謝していた。(古河優)

映画『ぼっちゃん』は渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中

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