桜庭ななみ、「人狼ゲーム」映画化で主演！生死を懸けた心理ゲームに挑戦！

　フジテレビの「人狼～嘘つきは誰だ？～」やTBSの「ジンロリアン～人狼～」などテレビ番組への進出で人気を集める「人狼ゲーム」が映画化され、女優の桜庭ななみが主演を務めることがわかった。

　「人狼ゲーム」とは、多人数のプレイヤーが「村人」と村人を装った狼「人狼」に分かれ、それぞれのチームの全滅を目指すパーティーゲーム。ヨーロッパで伝統的にプレイされていたゲームを基に、各国でルールを改良したゲームが登場。インターネットの普及によって本格的に人気が広まり、日本ではテレビ番組への進出で一気に知名度を高めた。

　そんな世界的ゲームの実写化となる本作で主演を務めるのが、2010年の映画『最後の忠臣蔵』で国内映画賞の新人賞を総なめし、その後も映画にドラマ、CMなどで活躍する桜庭ななみ。「人狼ゲーム」のことはよく知らなかったというが、「友達がテレビ番組でハマっているのを聞いていて、話題の作品映像化に凄く興味を持てました」と意気込みを語る。

　メガホンを取ったのは、第58回ベルリン国際映画祭において、日本人で初めて最優秀新人作品賞を受賞した熊坂出監督。桜庭は「ドキュメンタリーかというくらいリアリティーがあるものにしたいので、うその無い芝居つくりを意識して」と監督からアドバイスを受けていたといい、「そのときのリアルな感情を監督は大切にされるため、初めて何か起こった!!　という感情を表現するため、先読みしないように、最初は何も考えないようにしようと意識しました」と役づくりの裏側を明かしている。

　劇中では、ある日突然拉致された10人の高校生による、本当の生死を掛けた心理戦が展開。竹書房から発売されている同名ミステリー小説と同様のストーリーが描かれる。実際のゲームやバラエティー番組とは違う、本当の命のやりとりを描いたゲームを実力派監督がどのように描き出すのか、公開を楽しみにしたい。（編集部・入倉功一）

映画『人狼ゲーム』は2013年10月26日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開