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クリープハイプの音楽映画に観客殺到!松居大悟監督もうれし泣き

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(左から)池松壮亮、黒川芽以、大東駿介、山田真歩、安藤聖、松居大悟監督
(左から)池松壮亮、黒川芽以、大東駿介、山田真歩、安藤聖、松居大悟監督

 映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』初日舞台あいさつが26日、渋谷・ユーロスペースにて行われ、池松壮亮黒川芽以大東駿介山田真歩安藤聖、そして松居大悟監督が登壇した。本来、145席のスクリーン2での公開予定だったが、台風の影響で天候が荒れていた午前中の時点ですでにチケットは完売。急きょ、追加でスクリーン1でも上映されることが決定するなどの大盛況に、松居監督は「これは奇跡です」と歓喜の涙を流した。

松居監督うれし泣き!初日舞台あいさつフォトギャラリー

 人気ロックバンド・クリープハイプのボーカル&ギターの尾崎世界観と松居監督がタッグを組んで作り上げた過去の作品に、新作「傷つける」を加えて構成された本作。現代に生きるさまざまなタイプの若者の悩みや心の葛藤が、映像と音楽の絶妙なコラボによって表現されているが、「クリープの音楽が好きで尾崎君と2人で始めたことが、こうして劇場で公開されるなんて」と松居監督は感慨深く語り出すと、「ユーロスペースは普段僕が客として観に来る劇場。そこの舞台に立っているなんて天国にいるみたいな気分。本当にこの状況は奇跡です」と感情を爆発させた。

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 キャスト陣も本作の公開には感慨深い様子で、主演の池松は「ここにいるすてきなメンバーがいい感じに作品をつないでくれた」と語ると、大東は「僕の今までにない役。松居監督に僕のイメージをぶっ壊してもらった」と感謝。さらに、黒川や山田、安藤は自らが演じた“生きることが不器用な人間”への愛着を語ると共に、クリープハイプの音楽と松居監督の映像が織り成す世界に酔いしれていた。

 入りきれないほどの観客が押し寄せ、急きょ二つのスクリーンでの上映となったことに、ユーロスペースの支配人である北條誠人氏は「ユーロスペース31年の歴史の中で、こんなことは前代未聞です。午前中にチケットが全て売り切れてしまい、たまたま機械メンテナンスで空いていたスクリーン1での公開にも踏み切りました」と興奮気味に語っていた。(磯部正和)

映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』は渋谷・ユーロスペースにてレイトショー公開中 全国順次公開

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