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台湾俳優ピーター・ホー、主演女優に大事な部分を守られ感謝?日本の小説が原作『一分間だけ』上映

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日台合作映画の舞台あいさつに登壇したピーター・ホー
日台合作映画の舞台あいさつに登壇したピーター・ホー

 原田マハの同名小説を映画化した日台合作映画『一分間だけ』(チェン・フイリン監督)が13日、開催中の第9回大阪アジアン映画祭でワールドプレミア上映された。大阪のABCホールには出演者のチャン・チュンニンピーター・ホー池端レイナらが来場し、舞台あいさつを行った。

 同作品はキャリアウーマンが犬を飼うことで自身の人生を見つめ直す物語。原作は4年前に台湾で出版され、感銘を受けたアン・リー監督の実弟のガン・リーが製作総指揮を務めて映画化までこぎ着けた。リーは「素晴らしい原作なだけではなく、台湾ではこれまでペットを題材にした映画がなかった。そこで版権交渉に乗り出したがうまくいかず。(製作総指揮の)吉田正大さんの尽力でようやく交渉がまとまりました」と苦難の道程を振り返った。

 この日の客席は、ピーター目当てのファンが多数詰め掛けたこともあって、リーは「唯一申し訳ないのが、ピーターの肉体美を披露できなかったことです」とサービストークを展開する一幕も。それに続けとばかりに、ピーターの恋人役を演じたチャンも「わたしは彼の命の恩人なんです。なぜなら、わたしたちがベッドで寝ているところに犬が飛び乗ってくるシーンで、毎回、ホーさんの大事な所を踏むんですよ。なので、わたしが足でカバーしてあげました」と裏話を披露して会場を沸かせた。

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 しかしピーターも2人の「口撃」に負けてはおらず、股間を押さえながら「ホー家の子孫を代表してチュンニンに感謝申し上げます」と悪ノリし、チームワークの良さを見せつけていた。

 一方、チャンが編集長を務めるファッション誌にモデル役で登場した池端は、本作出演をきっかけに覚えたという中国語を披露し、ピーターらを驚かせた。池端は「撮影時は中国語を話せず、監督ともコミュニケーションが取れなかったこともあって勉強しました。これからもっと日本と台湾の合作が増えて、いろんな交流が増えたら良いなと思っています」と語り、会場から温かい拍手を浴びていた。(取材・文:中山治美)

映画『一分間だけ』は5月9日の台湾公開に続き、5月31日に日本公開される
第9回大阪アジアン映画祭は大阪市内各所で3月16日まで開催

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