ADVERTISEMENT

伊藤沙莉、夫にゴーヤーのから揚げ振る舞う 映画撮影で習得「揚げたてが一番美味しい」

『風のマジム』主演の伊藤沙莉
『風のマジム』主演の伊藤沙莉

 俳優の伊藤沙莉が13日、都内で行われた映画『風のマジム』の全国公開舞台あいさつに出席し、本作での撮影を印象深げに振り返った。この日は、共演の高畑淳子染谷将太シシド・カフカ尚玄肥後克広、本作のメガホンを取った芳賀薫監督も来場した。

【画像】12月に沖縄ロケ!伊藤沙莉が主演『風のマジム』

 実話に基づく原田マハの同名小説を映画化した本作は、平凡に生きてきた契約社員の女性・伊波まじむ(伊藤)が沖縄産のラム酒を作るため、周囲を巻き込みながらも夢に向かって突き進む様を描くヒューマンドラマ。
 
 沖縄舞台の作品とあって、伊藤は方言などに気を配って演技をしていたといい「方言はとにかく聞いて聞いてという感じで練習しました。似た音の言葉を台本に書き込んだりして練習あるのみという感じだったんです。一音間違うと広島弁っぽくなったり京都弁になったりして迷子になりそうでした。方言指導の先生がそばにいて、何かあると隣に来て教えてくれた。感謝しています。(公開後反響を見て)沖縄の人に認められたのが嬉しい」と振り返る。

ADVERTISEMENT

 沖縄ロケに関しても「すごく楽しい時間でした」と高畑や肥後との撮影を回顧し、「沖縄はポカポカして暖かい印象だったのが、行ったのが12月で思いの外寒くて……」と苦笑いを浮かべる一幕も。「半袖しか持っていなかったので、まずいと思っていたら、肥後さんが着るものを買ってきてくれたんです」と肥後の親切さを紹介。「『沖縄って意外と寒いんですね』って言ったら、その後、パーカーとロンTを買ってくださって、そんなことあるんだって。今も大事に着ています」と肥後に感謝する。

 高畑と肥後との演技について、伊藤はさらに「リハーサルの時から、緊張しなかったんです。『ただいま』っていう空気で、体が緊張しないというか、周りは先輩ばかりなのに、二人がそういう空気を作ってくれたんだと思います。(セットで)ゴロゴロしてたくらい」と振り返る。

 その高畑は伊藤の祖母役を務めたが、「私の役名は伊波カマル。この名前ですら忘れるくらい。軽度認知症に差し掛かってまして……」とジョークを飛ばして会場を笑わせ、「“おばあ”役は自身ありますよ。私自身が70歳ですもん。自分がおばあなんです。でも言葉が大変。教えてくれる先生がお芝居も上手で、全部真似して覚えました。沙莉ちゃんと芝居をするのも楽しくて、何もせずに自分のままであろうって思っていました」と振り返った。

ADVERTISEMENT

 最後に伊藤はご飯を作るシーンは真心を込めて作っていたと述べ、その後、自身の家庭でも覚えた料理を作っていたとのこと。「ゴーヤーのから揚げは揚げたてが一番美味しいことに気づいて……」と家でも作り、夫(蓬莱竜太)に振る舞ったとのこと。興味津々の高畑や肥後にも「ナツメグを入れると美味しいです。ゴーヤは揚げると小さくなるので、一本丸まま入れてもいいと思います」と話すなど、家庭的な一面も見せて会場を和ませていた。(取材・文:名鹿祥史)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT