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大森南朋、不細工な怠け者役にもかかわらず即断!監督が明かす

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左から佐藤亙(榊いずみのサポートメンバー)、榊いずみ、榊英雄監督
左から佐藤亙(榊いずみのサポートメンバー)、榊いずみ、榊英雄監督

 大森南朋主演の映画『捨てがたき人々』のプレミア試写会が20日、都内で行われ、榊英雄監督が本作への思いを熱く語った。この日は、音楽・主題歌を担当した榊監督の妻でミュージシャンの榊いずみも出席した。

映画『捨てがたき人々』場面写真

 鬼才・ジョージ秋山のコミックを実写化した本作は、金欲、食欲、性欲から逃れることのできない人間の深い業を描き出した衝撃作だ。本作の脚本を担当したのはジョージ秋山の子息である秋山命。秋山とは昭和45年生まれの双子座生まれという共通項もあって意気投合した、と切り出した榊監督は、「お父さんの作品で何かいい作品はないの? と聞いたら『捨てがたき人々』を映画化したいんだと言われ。読んだこともないのに(タイトルを聞いて)即決でした。それから読んでみたら、見事に悩殺されました」と述懐する。

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 金も仕事もなく、不細工な怠け者の男・狸穴勇介の役は、「僕は最初から(20年来の友人である)大森南朋でやりたかった」と語る榊監督。「(大森では)かっこよすぎるのではないか」という声もあったというが、「俳優なら、役柄に愛を注げば変わるはず。大丈夫だ」と確信があったそう。「自分もそろそろ(監督として)勝負したいんだ」と大森に告げて原作を渡すと、大森はページをめくって5秒ほどで「英雄くん、勝負するんでしょ。付き合うよ」と即断してくれたとのこと。

 本作は、そんな勇介と、顔にあざがある女・京子(三輪ひとみ)との愛憎模様が描かれる。「メシを食べて、セックスをして。人間にはそういった欲望があることを認めることが大事」という本作を描くにあたり、「からみというよりもまぐわい。できるだけ芝居を超えた生っぽさ、人間の真実を表現してもらいたかった」という榊監督。本作における熱のこもった二人の俳優の芝居を称賛していた。

 また、榊いずみは主題歌の「蜘蛛の糸」をライブで披露。榊監督は「やはりライブはいいですね」と妻の熱唱に聴きほれていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『捨てがたき人々』は6月7日よりテアトル新宿ほか全国順次公開

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