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ミラ・ジョヴォヴィッチ、黒木メイサのハリウッド進出を後押し?

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黒木メイサ、ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ
黒木メイサ、ポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ

 来日中のポール・W・S・アンダーソン監督と妻で女優のミラ・ジョヴォヴィッチが26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『ポンペイ』の舞台あいさつに出席、ゲストとして登壇した女優の黒木メイサを挟んで、息の合ったやりとりを披露し、会場を沸かせた。

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 ミラは今回の映画には出演していないものの、夫のプロモーションに付き添う形で来日。イベント中にはアンダーソン監督が「ジャパンプレミアに出席するためにカンヌ映画祭から早めに帰って合流してくれたんだ。ありがとう」と愛情のこもったメッセージを送る一幕も。

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 舞台あいさつにはアンダーソン監督と黒木が登壇。客席から見守っていたミラは、アンダーソン監督が真面目に製作エピソードを語っていると、「ポテトの話をしてよ」とリクエスト。これにアンダーソン監督は「脚本の第一稿を専門家に見せたら、『主人公がジャガイモを食べているシーンは違うよ。ジャガイモがヨーロッパで食べられるようになったのは、映画の時代から1,500年後だ』と言われて、学生のころみたいにシュンとした気持ちになったよ」と失敗談を披露するなど、笑いの絶えないイベントとなった。

 さらにアンダーソン監督から、「僕の作品に出るには、銃を扱えないと」と言われた黒木が、「ばっちりです」と応じると、すぐさまミラは「これで(出演は)決定ね。どうせポールはわたしの言うことを聞くから!」とユーモアたっぷりに出演を後押し。そこでアンダーソン監督は、本作に主演したキット・ハリントンの起用理由について尋ねられると「『すごくイケメンなのよ、キャスティングしたら』って妻に言われたから」とあっさり回答してまたも観客の笑いを誘い、最後はしっかり映画について語り「以前から作りたくて、情熱を持って作った作品です。愛と努力の詰まった本作を皆さんが楽しんでくれることを心から願っています」と呼び掛けた。

 同作は『バイオハザード』シリーズで知られるアンダーソン監督が手掛けた歴史大作。かつて火山噴火によって埋没した古代都市ポンペイを舞台に、奴隷戦士マイロ(キット・ハリントン)と富裕層の商人の令嬢カッシア(エミリー・ブラウニング)による身分違いの恋とその行方を、壮大なスケールで描く。(中村好伸)

映画『ポンペイ』は6月7日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開

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