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キーラ・ナイトレイ、『ONCE ダブリンの街角で』の監督の新作で本格的な歌を披露

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(左から)アダム・レヴィーン、キーラ・ナイトレイ
(左から)アダム・レヴィーン、キーラ・ナイトレイ

 映画『ONCE ダブリンの街角で』で名をはせたジョン・カーニー監督の新作『ビギン・アゲン(原題) / Begin Again』について、キーラ・ナイトレイとアダム・レヴィーンが語った。

映画『ONCE ダブリンの街角で』フォトギャラリー

 本作は、プロのミュージシャンを目指しニューヨークで活動していたグレタ(キーラ・ナイトレイ)が、ミュージシャンとして成功した恋人デイヴ(アダム・レヴィーン)と別れ、自身の夢も破れて帰郷を考えていたとき、友人に頼まれてアマチュア参加のステージで歌を披露して、その場に居合わせた音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロ)の目に留まるというストーリーのドラマ。

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 今作で本格的に歌を披露したキーラは「映画『ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛』で歌うシーンはあったけど、あれは1940年代のパブで歌う設定で、今作とはかなり異なるの。だから、今回歌のレッスンを受けたわ。ただ、今作で使用された楽曲の作詞は、わたしがスタジオで録音する数日前に書かれ、どう歌ってよいのかスタジオに入るまでわからなかったの。だからレッスン教師とは、声を見極める発声練習をしていたわ」と答えた。ジョン監督は彼女がスタジオで一節歌っただけで、その歌唱力に安心したそうだ。

 映画初出演のアダムは「実は俳優養成所に通ったが、そのやり方や説明が僕には合わずにやめた。だから今作では才能ある人に囲まれて演じていただけだ(笑)」と語った。役柄に関しては「この役は僕と同じ歌手だけど、あえて自分とは全く違った役柄としてアプローチしてみた。でもそのアプローチは難しかった。ただ、2000年代に僕のバンド、マルーン5のアルバムがプラチナに達した頃、パーティーをしたり、ばかげたこともたくさんしていて、そんな体験はデイヴの設定と似ていたから役立ったよ」と明かした。

 今作では音楽業界に魂を売る内容が描かれることについてアダムは「音楽業界が世界中に音楽を提供する過程は、ものすごく計算高い。あえて魂を売るということを定義するならば、自分の気持ちがなく、やりたくもないのに、財産を得るために何か行うことが魂を売るということだ。自分が好きでやるならば、それが映画出演やポップソングを歌うことなど、恥ずかしげもなく成功への行為であっても、僕にとってそれは“魂を売る”ということではない」と持論を語った。

 映画は、キーラ・ナイトレイの歌唱力だけでなく、音楽業界の内情も垣間見ることができる秀作だ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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