100万円ワインを買い占める中国富裕層!投資ワインに魂はない!ボルドーの厳しい現実に監督が苦言

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ワイン市場に対して苦言を呈したワーウィック・ロス監督

 30日、ボルドーワインの厳しい実情に迫るドキュメンタリー『世界一美しいボルドーの秘密』のワーウィック・ロス監督が来日し、都内・六本木のワインバーで開催されたトークショーに出席。中国人富豪たちの介入で値段が高騰し、投資対象となったワイン市場に対して、「魂がなくなる」と苦言を呈した。

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 本作は 世界トップクラスを誇るボルドーの知られざるワインビジネスと、ワインに魅了された人々の姿を追ったドキュメンタリー。中国を筆頭とする新興国の富豪たちによって、凄まじい価値まで押し上げられたボルドーワイン。全てを手に入れようとする彼らの需要に対し、伝統あるボルドーのシャトーたちは、この状況を打破できるのか? ワイン評論家のロバート・パーカーや、ワイナリーを持つ映画監督のフランシス・フォード・コッポラらも登場。ナレーションはラッセル・クロウが担当している。

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 コッポラ監督同様、映画監督とワイナリー経営を両立するロス監督は、友人の勧めもあってワインの映画を撮ろうとアンテナを張っていたところ、価値高騰問題が耳に飛び込んできた。これについてロス監督は、「この問題はワインだけでなく、世界の力が西欧からアジアに移っていることも意味している」と分析。題材としては面白いが、ワインを愛する一人としては危機感をつのらせているようだ。

 「ワインの投資化はもはや避けられない事実。値が上がり、価値が高まり、飲むには高過ぎる。100万円もするワインを投資目的で買い占める人もいるが、彼らは箱も開けず、ラベルも見ずに、利益だけを追求する」と声を荒げる。さらに「この時点で、ワインには『魂』がない。ワインは、時代ごとの英気や歴史がいっぱい詰まったタイムカプセル。消費しなければ何もわからない」と苦言を呈した。

ワイン談義で会場には笑顔があふれていた

 では、ワイン本来の魅力とはいったい何なのか。ロス監督は、「ワインがあれば人が集まり、文化そのものがそこに集まってくる。ワインを中心にいろいろな交流ができる」と目を細める。トークショー終了後は、マルゴー・デュ・シャトー・マルゴー 2009が振る舞われ、続いてシャンパンとおつまみを囲んでしばしワイン談義。アルコールが進むにつれ、会場はいつしか笑顔であふれかえっていた。(取材:坂田正樹)

映画『世界一美しいボルドーの秘密』は9月27日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

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