『プレデター:バッドランド』首位デビュー!プレデター映画史上最高の出足
全米ボックスオフィス考

先週末(11月7日~11月9日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、『プレデター』シリーズ新作『プレデター:バッドランド』が興行収入4,001万6,853ドル(約60億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)
【画像】可愛すぎ…『プレデター:バッドランド』で下半身のないアンドロイドを演じたエル・ファニング
これは、予想されていたオープニング興収2,500万ドル~3,000万ドル(約38億円~45億円)を大きく上回る好成績。長年続く『プレデター』シリーズにおいても、『エイリアンVS. プレデター』(2004)のオープニング興収3,829万1,056ドル(約57億円)を超えてシリーズ最高の出足となった。観客満足度が高く口コミに後押しされていることに加え、R指定が多い『プレデター』シリーズにおいて「PG-13」と間口を広げたことが功を奏した。
メガホンを取ったのは、Disney+配信の『プレデター:ザ・プレイ』と『プレデター:最凶頂上決戦』を手掛けたダン・トラクテンバーグ監督。プレデターを初めて主人公とし、彼がアンドロイド(エル・ファニング)とバディを組んで、宇宙で最も危険な惑星でサバイバルを繰り広げるさまを描いている。世界興収は7,927万863ドル(約119億円)。
そのほかの新作では、11歳で故郷に石油を見つけた少女の実話を基にした感動作『サラズ・オイル(原題) / Sarah's Oil』が4位、ラッセル・クロウがヒトラーの後継者ともいわれるヘルマン・ゲーリングを演じた『ニュルンベルク(原題) / Nuremberg』が5位にランクイン。ジェニファー・ローレンスが産後うつを患う母親を演じた『ダイ・マイ・ラブ(原題) / Die My Love』は8位に沈み、シドニー・スウィーニーが大幅増量で女子プロボクサーにふんした伝記映画『クリスティ(原題) / Christy』は11位と苦戦している。(編集部・市川遥)
11月7日~11月9日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『プレデター:バッドランド』
2(2)『リグレッティング・ユー(原題) / Regretting You』
3(1)『ブラックフォン 2』
4(初)『サラズ・オイル(原題) / Sarah's Oil』
5(初)『ニュルンベルク(原題) / Nuremberg』
6(5)『ブゴニア(原題) / Bugonia』
7(3)『チェンソーマン レゼ篇』
8(初)『ダイ・マイ・ラブ(原題) / Die My Love』
9(7)『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
10(8)『トロン:アレス』


