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アントニオ・バンデラス、元妻メラニー・グリフィスとの共演は今後ない?

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これが最後の共演? - アントニオ・バンデラスと、メラニー・グリフィスが声を務めたロボット・クレオ
これが最後の共演? - アントニオ・バンデラスと、メラニー・グリフィスが声を務めたロボット・クレオ - Juan Naharro Gimenez / Getty Images

 スペインで27日まで開催されていた第62回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門で、同国のスター、アントニオ・バンデラスが主演・製作を務めたスペイン・アメリカ合作映画『オートマタ / Automata(原題)』(ゲイブ・イバネス監督)がワールドプレミア上映された。同作品には今年6月に離婚した元妻で女優のメラニー・グリフィスも出演しており、元夫婦の共演作としても話題になっている。

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 同作品は2044年の地球が舞台。バンデラス演じる保険代理店社員ジャックが、ロボットの奇妙な事故を調査していくうちに、人類の未来に関わる重要な事態を目撃してしまうSFサスペンス。バンデラスと運命を共にすることになるロボットの声はスペイン人俳優ハビエル・バルデムが担当しているのだが、もう一体の女性ロボット・クレオの声とロボット科学者の2役をグリフィスが務めている。

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 バンデラスは記者会見で、二人の起用について「友人にちょっと協力してもらった」と言葉を濁した。しかし地元紙「ダイアリオ・バスコ」のインタビューでは、「ジャックがクレオに別れを告げるシーンがあなたの人生をほうふつさせる」と突っ込まれると、バンデラスは「メラニーと僕は映画(1995年の『あなたに逢いたくて』で共演し、翌年結婚)で出会った。別れも映画の中で……ということだね」とリップサービスをして、最後の共演作になることをにおわせた。

 会見ではさらに、離婚をしてしがらみがなくなったハリウッドよりも、「今後はスペインでの仕事を増やしていきたい」と同国での映画製作に意欲を見せ、地元の記者たちを喜ばせた。スペイン人監督と組んだ本作は心機一転の第1弾作品でもあるが、セリフは全編英語となっている。バンデラスいわく「海外セールスを考えての判断」だそうで、早くもプロデューサーとしての手腕を見せていた。(取材・文:中山治美)

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