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“5万回斬られた男”福本清三、初主演映画のアメリカ公開決定に「誇らしく」

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映画『太秦ライムライト』アメリカ版キービジュアル
映画『太秦ライムライト』アメリカ版キービジュアル - (C) ELEVEN ARTS / Tottemo Benri Theatre Company

 “5万回斬られた男”という異名を持つ日本一の斬られ役、福本清三の初主演映画『太秦ライムライト』が、現地時間11月24日にロサンゼルスでプレミア上映されることが決定。さらに、12月5日からアメリカ主要都市で劇場公開されることがわかった。この決定に福本は、「とても感慨深く、僭越(せんえつ)ながらも誇らしく思います」と喜びを語っている。

【写真】日本一の斬られ役、福本清三が深々とおじぎ

 ビバリーヒルズの劇場で行われるプレミアイベントには福本をはじめ、ヒロイン役の山本千尋と監督の落合賢が登壇し、舞台あいさつを行う予定。劇場公開はロサンゼルスを皮切りに、ニューヨーク、ホノルルでの上映が予定されており、そのほかの都市でも順次公開される。配給は本作を製作し、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの北米配給などを務めているイレブンアーツが日本公開に引き続き担当している。

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 京都・太秦にある日映撮影所を舞台に、斬られ役として長年活躍してきた老いた俳優と、彼と師弟関係を結ぶことになる新進女優の心の交流を描いた本作。8月にカナダのモントリオールで開催されたファンタジア国際映画祭にて、最高賞にあたるシュバル・ノワール賞と、主演の福本清三が日本人では史上初となる最優秀主演男優賞をダブル受賞。そのほかにも数々の映画祭で賞を受賞している。

 福本は「手作りさながらに京都で撮影されたこのささやかな映画が、このたび、アメリカで公開していただけることになりまして、とても感慨深く、僭越(せんえつ)ながらも誇らしく思います。公開に向けてご尽力くださった関係者の皆さまに感謝いたします」とコメントしている。

 また今回北米公開用にキービジュアルと予告編を新たに制作。日本の殺陣技術をより強調したものに仕上がっており、すでにアメリカの関係者からは絶賛の声が上がっているという。(編集部・井本早紀)

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