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井浦新、若松孝二監督を偲ぶトークイベントで過激キャラが発覚!

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「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」登壇しトークイベントが行われた
「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」登壇しトークイベントが行われた

 俳優の井浦新が8日、高円寺で開催中の「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」に登場。井浦の恩師である亡き若松孝二監督作『赤軍派-PFLP 世界戦争宣言』(1971)上映後に、本作の共同監督を務めた足立正生監督と共にトークイベントを行った。

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 本作は、若松監督と足立監督がレバノンの首都ベイルートでパレスチナゲリラの日常を描いたニュースフィルム。井浦は学生の頃に本作の存在を知るも観る機会がなく、「『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007)で参加させていただいて、撮影後に『赤P』への思いを若松監督にたたきつけてVHSを借りた」のだとか。その後もDVDで何度も観ているそうで、「すぐに銃を持てないけれども、それでも力強く生きなければいけないという、僕を奮い立たせてくれる映画」と興奮気味に語った。

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 井浦は、どのような思いで撮影したかを聞きたかったというが、若松監督は多くを語らなかったそう。それもあってか、音を消してDVDを観ていた時に、「センチメンタルな感じになったら監督に申し訳ないが、淡々と流れていく映像が足立監督と若松監督の旅の記憶に見えてきた」と自分なりの感想も漏らした。

 また、両監督に感化された井浦は、「文字や写真、映像だけでは学んでいるうちに入らない。現役で活動されているならそこに飛び込んで、何を考え、どういう風に映画を作っているかを直接感じたいと思い、足立監督が『幽閉者 テロリスト』(2006)を作ると聞いた瞬間に、何でもいいからやらせてくださいと飛び込んだ」と述懐。すると、「シナリオに過激さが足りない」と井浦からクレームをつけられたことを暴露する足立監督。結局、納得いく内容を井浦に書かせたそうだが、「『良ければ使おうね』とお茶を濁して引っ込んでもらった」と笑い飛ばす足立監督に、井浦は「面倒くさい奴でしたね」と照れ笑いを浮かべた。

 テレビと映画の越境なく面白いドキュメンタリーを紹介する本フェスティバル。6回目の今年は特集テーマを「闘い」とし、作り手の苦闘の跡が見られる10作品を紹介。また、著名人が選んだ作品の上映会やトークイベントなども行われる。(取材・文:鶴見菜美子)

「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」は、パブリックシアター「座・高円寺」にて11日まで開催

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