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香取慎吾&綾瀬はるかが宇宙人の夫婦役!三谷監督の新作は登場人物が全員宇宙人!

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宇宙人の妻を演じる綾瀬はるか
宇宙人の妻を演じる綾瀬はるか

 宇宙を舞台にした三谷幸喜監督の最新作『ギャラクシー街道』の製作が決定し、主人公の宇宙人ノアをSMAP香取慎吾、ノアの妻ノエを綾瀬はるかが演じることがわかった。三谷映画史上初となるスペースロマンチックコメディーの登場人物は何と全員宇宙人。『ザ・マジックアワー』(2008)以来7年ぶりの三谷映画の出演にワクワクしているという主演の香取は「スペースロマンチックコメディー?! なんだそれは! という感じです。三谷さん初めてのSFもの、どんな映画になるのか、撮影が楽しみです!」と抱負を語り、ヒロインの綾瀬は「三谷監督とは7年ぶり、香取さんとは6年ぶりにご一緒させていただきますが、奇想天外な三谷さんの作品、今からとても楽しみです! 香取さん、どうぞよろしくお願い致します! 三谷さんのコメディー、楽しんで演じれたらと思っています!」と意気込んでいる。

 西暦2265年。木星のそばに浮かぶスペースコロニー(宇宙空間に作られた人工居住区)「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「 ギャラクシー街道」の脇にたたずむ小さな飲食店で、働く人々と客たちが織り成す宇宙人模様を描く本作。スペース警備隊、スペースヒーロー、スペース客引き、スペース娼婦、スペース獣医、スペース役人、スペースシンガー、スペースパートタイムのおばさんなど、 それぞれの悩みを抱えた人間味のあふれる異星人が登場する。

 脚本も手掛けた三谷監督は「ロマンチックコメディーをやってみたかったのですが、普通の恋愛モノでは面白くない。そこで舞台を宇宙にしてしまおう! と思いつきました」と発想の原点に触れ、「SFは絶対いつかやってみたかったジャンルでした」と今作の製作理由を明かす。

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 また、香取を信頼する俳優の一人に挙げる三谷監督は「彼にはまだまだ隠れた引き出しがたくさんあると思っています。今まで彼が演じてきた役柄ではなく、今回はあくまで等身大の人間を演じてもらうつもり。香取さん主演の舞台『オーシャンズ11』を観て、香取さんとジョージ・クルーニーには共通するところがあると感じたので、今回の役柄はジョージもちょっと入っています」とキャラクター像のヒントも公開。

 綾瀬については「ピュアで天然なイメージがありますが、『ザ・マジックアワー』でご一緒した時にとてもクレバーな方だなと感じました。その後、大河ドラマなどさまざまな経験を積まれて、より演技にも深みが出て、ぜひもう一度ご一緒したいと思っていました。綾瀬さんは物を食べる時に、本当においしそうに食べるイメージがあります。今回は宇宙一食べ方がかわいいキャラクターになっています」と期待をあおった。

 『ザ・マジックアワー』では街をセットで丸ごと作ったが、今作ではさらにスケールを拡大してCGを使わずに宇宙空間を丸ごと東宝スタジオに作り出す予定。美術は三谷作品おなじみの種田陽平チームが担当する。撮影は3月1日から始まり、同下旬に終了予定。10月に全国東宝系で公開される。

 今年は年末にSF大作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が控えているが、三谷監督は「偶然にも、今年はあの『スター・ウォーズ』新作も公開されます。ライバルはもちろん『スター・ウォーズ』!! 目指すはSWシリーズ最高興収(132億6,000万円、配給調べ)超え。目標も宇宙規模でいきたいと思っています」と自信をのぞかせている。(編集部・小松芙未)

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