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「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品とは?主演で弁護士を演じたボブ・オデンカークが語る

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「ソウルに電話しよう!」でおなじみのソウル・グッドマンを演じているボブ・オデンカーク
「ソウルに電話しよう!」でおなじみのソウル・グッドマンを演じているボブ・オデンカーク

 全米大ヒットドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ作品、「ベター・コール・ソウル(原題) / Better Call Saul」について、主役ボブ・オデンカークが語った。

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 本作は、オリジナル作品でブライアン・クランストンが演じた主役ウォルターの弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたスピンオフ。本名ジミー・マッギルことソウル・グッドマンが、いかにアルバカーキでトップ刑事弁護士に成り上がっていくかが描かれ、そのジミー役をオリジナル作品から引き続きオデンカークが務めている 。

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 スピンオフが生まれた経緯は「オリジナル作品を企画したヴィンス・ギリガンとピーター・グールドは、当初オリジナル作品のコミックリリーフ(滑稽な登場人物)として描いた僕のキャラ、ソウルを主役に30分のコメディーシリーズを考えていた。でもオリジナル作品は、ソニー・ピクチャーズテレビジョンが著作権を持っていて、再びAMCで放映できるとは思っていなかった。だが、本作のストーリーを構成していくうちに、結局オリジナル作品と同様のAMCがふさわしいことがわかった。同スピンオフはドラマが核心にあるが、コメディー調でもある」と答えた。

 本作のロケーションについて「僕ら俳優たちは、ロケーションに関しては口を挟めないし、ロケーションは全て脚本に記されていた。だが予告編にはオリジナル作品で僕がオフィス代わりに通っていたダイナーが映し出されている。そのため、オリジナル作品を鑑賞したことのある人はもちろんのこと、観たことない人でも、重要な箇所を見過ごしたと感じずに鑑賞できるはずだ。ただ鑑賞した人たちは、『ブレイキング・バッド』の要素がふんだんに盛り込まれていることに気付くはずだ」と明かした。

 成功したオリジナル作品からスピンオフを手掛ける懸念は「これまでのテレビ界でベスト作品の一つとして評価されるオリジナル作品から、派生したものを手掛けることに懸念は当然あった。本当に、あのオリジナル作品を愛するファンを刺激するようなリスクを背負う必要があるのかとも考えた。でも、一度このスピンオフを鑑賞したら、オリジナル作品との類似点や相違点さえも忘れて、この作品のメリットや価値だけを視聴者は観ることになる」と語り、本作への自信をのぞかせた。

 すでに放映されている同スピンオフは、第1エピソードですでに記録的な視聴率をたたきだし、好調なスタートを切っている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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