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最優秀助演女優賞は黒木華!「貴重な存在」と西田敏行が太鼓判【第38回日本アカデミー賞】

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喜びをかみ締めた黒木華
喜びをかみ締めた黒木華

 第38回日本アカデミー賞授賞式が27日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、最優秀助演女優賞を『小さいおうち』の黒木華が受賞した。艶やかな和服で登壇した黒木は同賞の初受賞に「ありがとうございます」とかみ締めるように話し、作品への感謝とともに「役者さんになることができてから、こういうふうに賞を頂けると、このまま居ていいんだなと思うことができて、本当にうれしいです」と受賞を喜んだ。

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 同作で第64回ベルリン国際映画祭の銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞したほか、NHK連続テレビ小説「花子とアン」ではヒロイン花子の妹役を務めるなど活躍の場を広げている黒木。最優秀賞発表前のトークでは司会の西田敏行から「木綿の肌触りのようなお芝居をなさいますよね」とふんわりとした雰囲気を褒められると、「ありがとうございます」とはにかみ、続けて「貴重な存在だと思います」と西田が目を細めると、黒木は「いえいえ」と照れくさそうに謙遜した。

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 ベルリン国際映画祭については「本当に呼ばれるまで自分じゃわからなかったです。でも、(山田洋次)監督がうれしそうにしてくださったので、それが何よりうれしかった」とにこやかに述懐した。

 『小さいおうち』は、とある屋敷でお手伝いさんをしていた親類が残した大学ノートを手にした青年(妻夫木聡)が、そこにつづられていた恋愛模様とその裏に秘められた意外な真実を知る姿を描いた物語。

 黒木がふんしたお手伝いさん・タキが働く屋敷の主人の妻・時子を演じた松たか子について、黒木は「高校生のときからすごく憧れていた先輩だったので、すごく緊張したんですけど、松さんは男前な方。ますます好きになりました」と印象を語っていた。

 優秀助演女優賞は、大島優子(『紙の月』)、小林聡美(『紙の月』)、竹内結子(『ふしぎな岬の物語』)、富司純子(『舞妓はレディ』)が受賞している。(中村好伸)

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