十戒のモーゼ、10の災いの発端は彼の失敗にあった!? 重要未公開シーンが明らかに！

　『グラディエーター』『プロメテウス』など、数々の大ヒット作を世に送り出してきた巨匠リドリー・スコット監督によるスペクタクルアドベンチャー『エクソダス：神と王』に重要な未公開シーンが存在することが明らかになった。

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　本作は、奴隷だった40万人ものヘブライ人をエジプト王国から解放し、約束の地へと導いたモーゼの物語を、リドリーが監督史上自己最高額の予算を投じて描いた作品。これまで超常現象のように語られてきたエジプトに起こったとされる「10の災い」のシーンを、科学的根拠に基づいて映像化したことも話題になった。

　今回、明らかになった未公開シーンは、そんな「10の災い」にまつわる重要な場面。エジプト王ラムセスを生け捕りにしようと、モーゼは民を徹底的に鍛え上げるが、準備万端でラムセスを追いつめたにもかかわらず、あと一歩のところで取り逃がしてしまう。それどころか逆にラムセスの放り投げたヘビに襲われモーゼは命を奪われそうになり、すっかり意気消沈。見かねた神の子がモーゼの前に現れ、10の災いを引き起こすというシーンだ。

　モーゼが民を救うきっかけになる10の災い。それを引き起こした要因がまさかの作戦失敗だったとは！　伝説の英雄のように思われているモーゼの人間らしい一面が垣間見られる衝撃の場面といえよう。

　ブルーレイには、このシーンを合わせた九つの未公開シーンを収録。ラムセスとモーゼの仲の良さやそれぞれの人となりを感じられる描写も多数あり、本編の世界観をより身近により深く楽しめるようになっている。（文：高山亜紀）

『エクソダス：神と王』は5月1日（金）より先行レンタル配信開始、6月3日（水）ブルーレイ＆DVDリリース