『王様と私』『ウエスト・サイド物語』『マイ・フェア・レディ』の主演女優の歌声を全て吹き替えた伝説の女優とは?

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「ハリウッドの声」の異名を持つマーニ・ニクソン

 今年、公開50周年を迎えた不朽の名作『サウンド・オブ・ミュージック』について、シスター・ソフィア役のマーニ・ニクソンが語った。

【写真】不朽の名作!『サウンド・オブ・ミュージック』ギャラリー

 本作は、戦争の影が忍び寄るオーストリアを舞台に、修道女見習いから家庭教師となったマリア(ジュリー・アンドリュース)が、その天真爛漫(らんまん)さで周りの人々を変えていく姿を描いたミュージカル映画の名作。マーニは、修道女のシスター・ソフィアを演じている。彼女は本作以前に、『王様と私』のデボラ・カー、『ウエスト・サイド物語』のナタリー・ウッド、『マイ・フェア・レディ』のオードリー・ヘプバーンの歌声を、全て吹き替えた「ハリウッドの声」との異名を持つ女性。

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 本作にマーニを抜てきしたロバート・ワイズ監督について「彼は常に俳優陣の味方で(当時は製作者が現場で俳優を解雇することもあった)、わたしたちが最後までうまく演技できる環境を作り、ある意味父親的な存在だった。彼は知識があり、もの静かで、俳優にはそれほど多くの注文をしてこなかったわ。本作に参加しないかとスタジオに呼ばれたときは、ある役でオーディションすると思っていたの。ところがその必要もなく、彼はわたしをキャスティングしてくれた」と振り返った。

 1965年に行われたプレミアについて「完成作品に仰天したのを覚えているし、今鑑賞しても同じ気持ちにさせられる。当時は撮影過程を通して、全ての内容を理解していたはずだけれど、いざプレミアで鑑賞すると、(関わっていたことも忘れるほど)研ぎ澄まされた真新しい作品や傑出したアート作品に感じられた。特にオープニングショットは、何度観ても泣かされるわ」と語った。

 ヨーロッパでの宣伝用に書かれた作曲家ソウル・チャップリンの曲「自信を持って」(映画版はリチャード・ロジャースが作曲)を最初に歌ったのはマーニらしい。「スタジオ内で知られていたわたしは、ある日(オリジナル作品に含まれていない部分を変更して作られた曲)『自信を持って』の新たなバージョンを、宣伝のためにヨーロッパ映画市場に向けて録音するという話で呼ばれたの。そのときは、吹き替え歌手ではなく、まるでスターのように扱われて、デモの録音をしたのを覚えているわ」と良い思い出だったようだ。

 映画はマーニを含め、さまざまな才能あふれる人々が結集したミュージカル映画史上最高の傑作。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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