芦田愛菜&岡田将生、初上陸のベネチア満喫!細田守『果てしなきスカーレット』世界初披露へ

現地時間3日、芦田愛菜と岡田将生、アニメーション監督の細田守が、イタリアで開催中の第82回ベネチア国際映画祭に参加するため現地に到着。「アウト・オブ・コンペティション部門」に選出された映画『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)の公式上映を前に、初めて訪れた水の都・ベネチアの街をめぐる様子が公開された。
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芦田は、イタリアが舞台の『ローマの休日』でオードリー・ヘプバーンが演じたアン王女の“お忍び散策”を思わせる、リボン付きの青いストライプシャツにジーンズ姿。雲一つない晴天の下、「太陽のパワーが違います!」とハツラツとした表情を見せる。一方の岡田は、クラシックな街並みに合わせたように爽やかな、緋色を基調とした服装でベネチアに降り立った。
『果てしなきスカーレット』は中世ヨーロッパが舞台となっており、時代こそ異なるが、物語の世界観に近いベネチアの景色に一同は「“綺麗!”しか言えなくなるくらい、表現力を失ってしまう美しい街です!」「(まだ)来たばかりだけど、すでに帰りたくない!」と感激。
最初に訪れた「サン・マルコ広場」では、サン・マルコ寺院や鐘楼など、歴史的な建造物と現代のカフェや土産屋台が同居する風景をバックにフォトセッション。さらに、ベネチアの美しい風景の象徴とも言われる建造物「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂」を一望できるスポットを訪れると、澄み渡る青空と聖堂から成る美しいその景色を圧倒されたように見渡す。
そして、かねてよりベネチア訪問を熱望しており、「もし訪れることが出来たら“ゴンドラ”に乗ってみたい!」と語っていた芦田は、念願のゴンドラに初乗船。水上からの街並みを堪能し「青空と綺麗な景色を楽しむことができて、素敵な街を感じ、とても心地よかったです」と笑顔。岡田も「ゴンドラに乗ってみると、街の見え方が変わるんだと感じました」と水の都の魅力にごきげんな様子だった。
さらに2人は、“白い巨象”という愛称で多くの人から親しまれてカナル・グランデ(大運河)にかかる「リアルト橋」にも足を運び、徒歩で街中も散策。オレンジや黄色などの明るい色で彩られた建物で囲まれた水路や路地裏、カラフルなパラソルで埋め尽くされた通りなど、どこを切り取っても絵になる情緒あふれる光景を満喫し、イタリアンジェラートも味わうなど、ベネチアの街を心ゆくまで堪能した。
『果てしなきスカーレット』は、現地時間4日(21:30~)に世界初披露。芦田は、今回が海外映画祭初参加となり「映像も音響も大迫力なものを、劇場の大きなスクリーンで(お客様と)観られるということがとても楽しみです」と明日に控える公式上映を今から楽しみにしている様子。また岡田は「お客様がどのように作品を受け止めるのか、同じ空間でリアクションを感じながら、自分も反応しながら観ることが出来たら素敵な体験ができるのではないかと思っています」と映画祭への期待を明かす。
そして、今回の選出でカンヌ、ベルリンと合わせて世界三大映画祭の全てに参加することになった細田監督は、ベネチアについて「映画を作る者として、ずっと憧れの地でした。この中世の街の中で最新の映画祭が行われることの、この地の芸術に対する器の大きさをすごく感じています」と喜びを噛み締めつつも、映画祭に対する熱いリスペクトの気持ちを語っていた。
『果てしなきスカーレット』は、『サマーウォーズ』(2009)、『竜とそばかすの姫』(2021)など数々のヒット作を手掛けてきた細田監督が、“生きる”をテーマに描く最新作。父の復讐に失敗したある国の王女スカーレットが、≪死者の国≫で、再び宿敵に復讐を果たそうとする姿を描く。スカーレットの声を芦田が、スカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)の声を岡田が担当。さらに、スカーレットと聖の前に立ちはだかる最凶の宿敵・クローディアスを役所広司が演じるほか、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、山路和弘、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、白石加代子ら豪華俳優陣がボイスキャストを務める。(編集部・入倉功一)


