新井浩文は恋人に捨てられる方

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あれは役です。普段はできません。新井浩文

 アンドロイドと人間の世界初の共演作と話題の映画『さようなら』が21日に公開を迎え、新宿武蔵野館での初日舞台あいさつにブライアリー・ロング新井浩文、メガホンを取った深田晃司監督が出席。同名の演劇版に続いて主演を果たすブライアリーが「わたしは、世界のいろいろな場所でロボットと共演してきたちょっと変わった女優です」と自己紹介すると、新井も「人間じゃないから、撮影の待ち時間に全く気を使わなくていいので、ラクだった」と笑いを交えてアンドロイドとの共演を振り返った。

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 本作は、劇作家・平田オリザとロボット研究者・石黒浩が作り上げたロボット演劇に、『ほとりの朔子』などの深田監督が原発事故や難民問題などの新たな設定を加えて映画化した。原子力施設の爆発で国土が放射能に汚染され、政府が「棄国」を宣言した近未来の日本が舞台。人々が国外に避難する中、難民として日本にたどり着き、病弱のため避難の優先順位を後に回され取り残されたターニャ(ブライアリー)と、彼女を幼い頃から介護するアンドロイドのレオナが向き合う生と死を描く。

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新井浩文、ブライアリー・ロング、深田晃司監督

 ターニャの恋人を演じた新井は「アンドロイドとの共演はもちろん初めてで、セリフも(事前に設定されているので)こっちのタイミングに合わせてくれるし、絶対に間違えないから、いいですね」と続けたあと、「ターニャを捨てるひどい男ですね」という進行役のムチャな問いかけに「あれは基本、役ですから。恋人を捨てちゃおうなんて、普段はできません。むしろ自分は捨てられる方」と自虐的とも取れる発言で笑いを誘った。

 ブライアリーは演劇版と比較しながら「暗い部屋でわたしとアンドロイドだけがお芝居する演劇から、映画として映像を広げていくのは、監督の大きなチャレンジだったと思う。映像美に感動しました。わたしの細かい表情が大画面に映ってうれしかった」と出来栄えを喜ぶと、新井も「カット割りの細かい映画が多い中、監督の長回しは、俳優として僕はとても好き。監督の世界観がよく出ていた」と深田監督をたたえた。最後に深田監督は「人間が決して体験できない死をバーチャル体験できるのが芸術作品の役割」と本作の製作意図を明かしていた。(取材:岸田智)

映画『さようなら』は新宿武蔵野館ほか全国公開中

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