アンジー監督作『アンブロークン』に政治的メッセージはない

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キャストと話し合いをするアンジー『不屈の男 アンブロークン』撮影現場にて - (C) 2014 UNIVERSAL STUDIOS

 アンジェリーナ・ジョリーがメガホンを取り、第2次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピックアスリート、ルイ・ザンペリーニさんの半生を描いた戦争ドラマ『不屈の男 アンブロークン』から13分45秒にもわたるメイキング映像が公開され、今は亡きルイさん本人がアンジーと思い出を語る貴重な映像が披露された。また、アンジーは「この映画は政治的なメッセージを持った作品ではありません。生き抜くとはどういうことかを観てもらえれば嬉しいです」と日本に向けてメッセージを寄せた。

 「私たちの中には闘志がいる。自分をどれほど無力に感じたとしても闘う心は消えない」というアンジーの言葉から始まる映像。ルイさんの伝記映画は1956年から構想があったそうだが、2010年に彼の半生を描いた小説がベストセラーになり、その本を手にしたアンジーの心を捉え、ようやく実現した経緯が説明される。「ルイはいつか、映画にしたいと願っていた。50年後、夢が実現したのよ」と笑みを浮かべるアンジーは「お手伝いができた私は本当に幸運だったわ」と撮影を終えた感想を語る。

 続けて映し出されるのは、アンジーがルイさん本人と肩を並べ、写真アルバムを眺めている映像。アルバムを見せながらルイさんが「ろくでなしは私だけ」と冗談を言うと、「立派に育ったわ」とアンジーは答える。「私はどうしようもない不良少年だった。根性が腐ったろくでなしで、怠け者だった。いつもぶらぶらしていて、問題を起こす」とルイさんが自身の人生を振り返ると、悪事を働く“ルイ少年”の本編映像が流れる。次々にルイさんから語られる思い出が本編映像と重なっていく。

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 高校生で1936年のベルリンオリンピックに出場し、アメリカの記録を更新。一躍英雄となった彼の夢は1940年に予定されていた東京オリンピック出場だった。第2次世界大戦が始まり、爆撃手として搭乗していた飛行機がエンジントラブルに見舞われ、サメが続出する危険な海で47日間の漂流。その後、日本軍に見つかり捕虜となり、皮肉な形で夢の舞台であった東京の地を踏むことになる……。「とても一言では表せない物語よ。波乱万丈の人生ね。あらゆる試練を耐え抜いてきた。何度倒れても、立ち上がる。絶望し、すべてを諦めそうになったこともあったけど、その気持ちに屈せず耐え抜いたの」とルイさんの人生に感銘を受けたことを口にするアンジー。

 そんな壮絶な人生を歩んだルイ役のキャスティングは困難を極めたそうで、最終的にその座を射止めたジャック・オコンネルと、彼に対して非人道的な虐待を加えるワタナベ伍長役のMIYAVIがそれぞれ本作を振り返りながら、撮影の様子が紹介されていく。最後は「耐え忍ぶことは大事だ。諦めず挑戦を続けていれば道は開けるものさ」というルイさんの名言が響きわたる見ごたえたっぷりなメイキング映像となっている。(編集部・石神恵美子)

映画『不屈の男 アンブロークン』は2月6日よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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