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二階堂ふみ、赤いドレスで魅了!“赤おさめ”は撤回

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この日も赤いドレスで観客を魅了した二階堂ふみ
この日も赤いドレスで観客を魅了した二階堂ふみ

 女優の二階堂ふみが2日、都内で行われた映画『蜜のあわれ』の舞台あいさつに出席し、作品を象徴する“赤色”のドレスで観客を魅了した。この日は、大杉漣真木よう子高良健吾永瀬正敏韓英恵渋川清彦石井岳龍監督も登壇した。

【写真】二階堂ふみ、真っ赤なドレスで魅了(全身)

 同作は昭和の文豪・室生犀星の原作を基に、金魚の姿を持つ少女・赤子(二階堂)と、老作家(大杉)との無邪気で耽美的な触れ合いを描いた文芸ドラマ。

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 17歳の頃に原作と出会い映画化を望んでいた二階堂は、1日に公開初日を迎え「不思議な気持ちと言いますか、思い続けていたものが一つの作品になるのはすごく嬉しいと思います」と感無量の笑みであいさつ。これまでのプロモーションでも赤い衣装を身に着けており、公開を区切りに「赤おさめ」を口にしたが、石井監督から「もう1年くらいぜひ続けて欲しいです」と惜しまれ、二階堂は「一人でも多くの方に観ていただきたいと思いますので、もう少し着続けようと思います」と笑顔で応じていた。

 一方、そんな二階堂との印象的なクランクインを語った大杉は、「赤いドレスで現れて、『おじさま』と言うセリフで、僕は赤子がいる、金魚がいると思いました。その一言を聞いた時に、味わいのある作品になるという感じがしました」と感慨深く回顧。

 幽霊の女性を幻想的かつチャーミングに演じた真木は、役づくりについて聞かれると「『生きている人間が出す感情とは違う、複雑な感情で挑んでくれ』と言われたので難しかったけれど、やったことがなかったのでいい経験でした」と述懐。高良も芥川龍之介の幽霊という役どころだったが、「僕は監督から幽霊だからこうとは言われなかったので、幽霊とは意識せずに演じました」と振り返った。(取材・文:中村好伸)

映画『蜜のあわれ』は公開中

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