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恋人殺害で話題のパラリンピック・オリンピック陸上選手の半生を描いたドキュメンタリー映画が始動!

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オスカー・ピストリウス
オスカー・ピストリウス - Gareth Copley / Getty Images

 両足義足のランナーとして知られ、オリンピックとパラリンピックに出場した南アフリカの陸上選手オスカー・ピストリウスの半生を描いたドキュメンタリー映画『ピストリウス(原題) / Pistorius』の製作が始まった。Guardianほか複数メディアが報じている。

 本作は、映画『僕が星になるまえに』を製作し、第12代IBF世界スーパーミドル級王者のジョー・カルザゲを題材にしたドキュメンタリー映画『ミスター・カルザゲ(原題) / Mr Calzaghe』を手掛けたヴォーン・シヴェルがメガホンを取る作品で、開催中のカンヌ国際映画祭でコンテント・メディアが同作のセールスを行うようだ。

 オスカー・ピストリウスは、1986年に先天性の障害のために腓骨がない状態で誕生し、生後11か月で両足を切断。その後、さまざまなスポーツ経験を経て、陸上選手となる。2008年北京オリンピックに400メートルで出場を目指したが、参加基準記録は突破できなかった。しかし北京パラリンピックでは、100メートル、200メートル、400メートルに出場し、すべて金メダルを獲得。さらに2012年にはロンドンオリンピックおよびパラリンピックへの出場を果たした。

 そんな輝かしい成績を残したピストリウスが、2013年2月14日に自宅で恋人リーバ・スティンカンプさんを銃で殺害した容疑で逮捕された。一度はプレトリアの高等裁判所で過失致死の判決が下り、禁錮5年の判決が言い渡されたが、その判決に不服だった検察側が控訴していた。ところが、治安の悪い南アフリカでは刑務所の囚人が常時定員オーバーで、殺人でも早く仮釈放されることから、昨年10月仮釈放され、自宅軟禁下に置かれていた。しかし最高裁判所は、検察の上訴審においての高裁判決を破棄して、殺人罪で有罪判決を出し、ピストリウスは6月の実刑判決を待っている状態だ。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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