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赤西仁、映画音楽プロデューサーデビュー!

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赤西仁、映画音楽プロデューサーに!
赤西仁、映画音楽プロデューサーに!

 アイドルグループKAT-TUNの元メンバーである赤西仁が4日、都内で行われたアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016(SSFF&ASIA)」トークイベント「I'm LESLIE KEE - we are the world.」に写真家のレスリー・キーと共に出席し、映画音楽を初めて担当した際の苦労を明かし、音楽プロデューサーとしての一面をのぞかせた。

【ほか写真】嫌いだなんて…抱き合う赤西&レスリー

 レスリーによるショートフィルム『PHANTOM』で音楽プロデュースを担当した赤西。本作は、「YOHJI YAMAMOTO秋冬コレクション」をフィーチャーしつつ、パリ、東京、台北、ニューヨーク、上海……言葉や国籍、文化や価値観が違う5つの都市の若者たちが、過去・現在・未来という時間の中で、それぞれどんな夢・恐怖・幻想を抱きながら生きているのかを幻想的に描いた、答えのない人生のようなストーリーを描く。

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 KAT-TUN脱退後、ソロアーティストとして国内外で精力的に活動を続ける赤西だが、映画音楽のプロデュースを担当するのは初めて。オファーを受けたのは、この日のプレミア上映のわずか1週間前だったものの、レスリーとヨージの作品とあって二つ返事で承諾。期限についても3~5分のショートフィルムと思い、気に留めなかったという。しかし、実際は23分もの映像だったうえに、レスリーから何度も修正依頼が届き、なかなか完成に至らず。最終的にはレスリーをスタジオに呼んで具体的な理想を教えてもらいながら仕上げたことを打ち明ける。赤西は、「レスリーもアーティストなので抽象的な言葉を使って説明してくる(のでわからない)し、台詞がないから音楽で感情を表現するのが難しかった」と吐露。さらに「企画自体大変だったんだけど、アーティストを扱うのがどれだけ大変か勉強になりました」と自虐的に語り、笑いを誘った。

 そんな赤西の仕事ぶりに惜しみない称賛を送るレスリーは、「初めて会った時、ほんと大嫌いね。この人ともう仕事しないと思った」とぶっちゃけ、「今初めて聞いた」と赤西を驚かせる。二人の出会いは赤西の主演映画『BANDAGE バンデイジ』(2010)で、レスリーは「気分屋で、初めて会った時にノッてくれなかったから大嫌いだった。もうこの人と仕事しないと思った」と振り返る。ところがその後、雑誌の撮影で会った時に「全く違う仁が現れて、アメリカの音楽仲間もいっぱいいて、本気で音楽をやっていると気づいて、それで印象が変わった」と告白。だからこそ、今回の仕事も信頼しきっていたようで、「プロがやったらもっとかかる。1週間じゃ無理でしょ?」と訴える赤西に、レスリーは「半年かかってもおかしくないよ、でも仁ならできると思った」と屈託のない笑顔を見せた。(取材/錦怜那)

「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016(SSFF&ASIA)」は6月26日まで、東京は表参道ヒルズ スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、他3会場、横浜はブリリア ショートショート シアターで開催

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