「東京喰種」原作者、主人公キャストは理想通り 実写化への思い告白
17日に実写映画化が正式発表された漫画「東京喰種トーキョーグール」の原作者・石田スイが同日に公式Twitterを更新、実写化に対する思いを明かした。
同作は、アニメ化もされた週刊ヤングジャンプ（集英社）掲載の人気漫画が原作。人間を喰う謎の怪人「喰種」（グール）がはびこる東京を舞台に、読書好きの平凡な大学生・カネキが、自分と同じ作家を愛する少女・リゼとの出会いをきっかけに数奇な運命をたどるさまを描き出す。
実写化の発表後、インターネット上でカネキ役のキャスト予想が盛り上がる中、石田はTwitterで「アニメ化の際もそうでしたが、こういうメディアミックスに関して、基本的には『しなくてもいい』と考えております。大変ですし、基本静かに暮らしたいです。ただそういったお話のなかに、何か『面白そうだな』と思えるものがあれば、自分はやる価値はあるのかな、と思います」とツイート。
さらに「今回の件でいえば、『主役を演じるキャストさん』。映画の製作側の方々に、（かなり…）我侭を聞いていただいて、連載当初（4,5年程前でしょうか）より『（そんなつもりは殆どないけど）実写やるなら、この人がいいな』と思っていた方に、やっていただけることになりました。映画化自体に興味はありませんでしたが、彼がやってくれるなら、それは観てみたいなと思います。（図らずとも他にも興味深いキャストさん集っておりますが）」と続けた。
また、「やると決めたのであれば自分がやれる事は可能な限りやります」という石田は、脚本について脚本家と監督とやりとりを重ね、一部キャストを決める際には直接演技を観察したと明かすと、「実写化を不安に思われる方々のお気持ちを、自分の行動で少しでも軽くできていれば嬉しいです」とメッセージ。「こればっかりは始まってみないとわからないですよねー…。そこは私もおんなじです、すみません。一緒にビビっていてください」と告白すると、主役の発表について「お手柔らかにお待ちいただけると幸いです。とても素敵な俳優さんだと思います」と呼び掛けた。
一連の真摯（しんし）な思いをつづったツイートに、実写化を不安視していたというファンからは、「楽しみな気持ちでいっぱいになりました！」「楽しみにしつつ応援しています」「スイ先生が決めてくださったことなら信じて待ちます！」など応援の声が寄せられている。（西村重人）
