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盲目の老人が強盗に入った若者たちを狩る…衝撃ホラーがV2

全米ボックスオフィス考

息しちゃだめ! - 映画『ドント・ブリーズ(原題)』より
息しちゃだめ! - 映画『ドント・ブリーズ(原題)』より - Screen Gems / Photofest / ゲッティ イメージズ

 先週末(9月2日~9月4日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、強盗に入った若者3人組が家の主である盲目の老人から狩られる恐怖を描いたスリラー/ホラー映画『ドント・ブリーズ(原題) / Don't Breathe』が興行収入1,583万3,223ドル(約15億8,332万2,300円)で2週連続となる首位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)

【画像】5位のR指定ソーセージアニメ

 その家に居たのは、目は見えなくとも些細な音や気配を敏感に感じ取る、超絶強くて容赦のない老人だった……。若者たちが鍵のかかった部屋のドアを壊そうと発砲するや老人に見つかり、銃を奪われ早速1人死亡。一瞬で狩られる側となってしまった若者たちが、息を殺して恐怖の家からの脱出を図る。盲目の老人には『アバター』のスティーヴン・ラングがふんし、リメイク版『死霊のはらわた』のフェデ・アルバレス監督がメガホンを取った。

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 製作費は1,000万ドル(約10億円)以下だったが、2週目も落ちの少ない興行を続けて累計興収5,125万7,175ドル(約51億2,571万7,500円)を稼ぎ出す大ヒット。ホラー映画が2週連続で1位を記録するのは、2014年以来となる快挙だ。前回に続き2位をキープした『スーサイド・スクワッド』は、アメリカの祝日だった5日(月)までに累計興収3億ドル(約300億円)の大台を突破した。

 一方、マイケル・ファスベンダー&アリシア・ヴィキャンデル共演のドラマ『ザ・ライト・ビトウィーン・オーシャンズ(原題) / The Light Between Oceans』は8位、リドリー・スコット製作のSFスリラー『モーガン(原題) / Morgan』は18位と初登場組はどちらも振るわなかった。

 今週末は、クリント・イーストウッド監督とトム・ハンクスがタッグを組んだ人間ドラマ『ハドソン川の奇跡』、ベルギー・フランス合作のアニメーション映画『ザ・ワイルド・ライフ(原題) / The Wild Life』などが公開される。(編集部・市川遥)

9月2日~9月4日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ドント・ブリーズ(原題) / Don't Breathe』
2(2)『スーサイド・スクワッド』
3(3)『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo And the Two Strings』
4(6)『ピートズ・ドラゴン(原題) / Pete's Dragon』
5(4)『ソーセージ・パーティー(原題) / Sausage Party』
6(7)『ウォー・ドッグズ(原題) / War Dogs』
7(8)『バッド・マムズ(原題) / Bad Moms』
8(初)『ザ・ライト・ビトウィーン・オーシャンズ(原題) / The Light Between Oceans』
9(12)『ヘル・オア・ハイ・ウォーター(原題) / Hell or High Water』
10(5)『メカニック:ワールドミッション

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