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今年でファイナルのカナザワ映画祭開幕!『マッドマックス』野外上映は雨の中、熱狂の渦に!!

雨の中での野外上映にも客席からは大歓声があがった
雨の中での野外上映にも客席からは大歓声があがった

 個性的なラインナップで注目を集める「カナザワ映画祭 2016」が17日に石川県金沢市で開幕、同日夜には市内の横安江商店街で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の野外上映会が雨の中で行われるなど、金沢は早くも映画の熱狂に包まれている。

【写真】やっぱ爆音だろ!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 ホラー、アクションなどのジャンル映画を中心とした上映作品が魅力の同映画祭。会場となっている金沢都ホテル セミナーホール(旧ロキシー劇場)の再開発のため、10周年にしてファイナルだとアナウンスされている今年は、「映画を通して、時代を観る」がテーマ。同映画祭史上最大規模となる9日間で上映作品56本、登壇ゲスト20名で実施されることとなる。

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 今年は、平山夢明原作の問題作『無垢の祈り』、医者であり、格闘家でもある期待の新人監督・清川隆による和製ゴシックホラー『燈火 TOMOSHIBI』、シャールト・コプリーティム・ロス出演、サイボーグ化された男が、さらわれた妻を助けるために戦いに投じる姿を全編一人称で描いたノンストップアクション映画『ハードコア』がジャパンプレミア上映。24日には上映とともにイリヤ・ナイシュラー監督も来日を予定している。

 期間中は、カンヌ国際映画祭グランプリ作品『if もしも‥‥』などが久々に上映される「ワルガキ映画」、『ソドムの市』などを上映する「不安な時代、呪われた映画」、『戦争のはらわた』ドイツ語版などを上映する「戦争(映画)だ~い好き!」など、スクリーンでの上映機会が少ない作品が続々と上映されるほか、「爆音トビー・フーパー」「田舎ホラー大全科第二集」など、オールナイト上映も充実している。

 そんな映画祭初日となるこの日は商店街を封鎖し、通りの中央にはスクリーンを設置して『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の野外上映を実施。あいにくの空模様となったが、キレのいいアクション、個性的なキャラクターたちが映し出されるたびに客席は大歓声。そして上映終了後には大きな拍手がわき起こり、「ありがとう!」という声がそこら中に飛び交った。(取材・文:壬生智裕)

「カナザワ映画祭 2016」は9月25日まで金沢都ホテル セミナーホール(旧ロキシー劇場)にて開催中

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