上戸彩、女優としてのターニングポイント

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上戸彩 - 写真:中村嘉昭

 大きな反響を呼んだ2014年のテレビドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」と、その完結編となる映画『昼顔』でヒロインを演じた上戸彩が、道ならぬ恋に溺れる人妻という自らのイメージを覆すような役に挑み、なぜ産休後の女優復帰作にその劇場版を選んだのか? その理由を明かした。

シースルードレスで斎藤工らと登場した上戸彩

 ドラマ版は上戸演じる主婦の紗和が、同じく既婚者の高校教師・北野(斎藤工)と禁断の恋におちたことから家族の知るところとなって修羅場に陥り、契約書を交わして最愛の男性である北野との永遠の別れを誓わされただけでなく、贖罪のように一人で生きることを選ぶという衝撃的な物語だった。そして今回の劇場版では、3年の時を経た紗和と北野の許されぬ再会が描かれる。

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 上戸は、2001~2002年のテレビドラマ「3年B組金八先生(第6シリーズ)」で性同一性障害という難役を演じ、その後、テレビドラマ「エースをねらえ!」(2004)、「アタックNo.1」(2005)などのスポ根作品の主演も。また、テレビドラマ「いつか陽のあたる場所で」(2013)では昏睡強盗の罪で服役した過去を持つ女性を演じるなど、果敢に女優としての幅を広げてきた。

運命のいたずらのように再び出会ってしまった北野と紗和 (C) 2017 フジテレビジョン 東宝 FNS27社

 そんな上戸でも、テレビドラマ「半沢直樹」(2013)の主人公の妻、そしてドラマ版「昼顔」の道ならぬ恋に走る主婦役は、「演じる上でステップアップしすぎてしまい、自分の引き出しにないものを求められている気がして、最初はお断りしていたんです」というが、「昼顔」は「絶対に不倫に手を出しそうになく、不倫は許せないというイメージがあるからこそやってほしい」との制作サイドの強い意向から出演に踏み切った。「不倫に否定的な立場の気持ちでいいのなら、いくらでもメラメラとパワーが出てくるし、紗和という役にやっと自分らしい等身大の部分を見つけることができたんです」。

 役の設定年齢も自身に近づけてもらい、「なるべく自分の魂を役に込めたいので、背伸びしすぎないでいいように作っていただいた」という上戸は、「言いづらいセリフがあれば監督に相談させていただくことができましたし、一言一言、一つ一つ、きちんと心を込めて芝居ができるように作ってくださったので、今は本当にやってよかったと思っています」と振り返る。

 続編があるとは夢にも思わなかったそうで、当初打診された際には「気持ちが追い付かなかった」というが、後に劇場版として再びオファーされた。「そろそろできるかもという気持ちになっていたのと、帰る場所というか産休後の復帰作で、信頼できるスタッフや共演者の皆さんと再スタートさせてもらえるチャンスは、なかなか出会えるものではないので、ありがたいと思って受けさせていただきました」。そう、さまざまな意味でターニングポイントと言うべき本作を感慨深げに振り返った。(取材・文:天本伸一郎)

映画『昼顔』は、6月10日より全国公開

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