世界で注目される新鋭吉田監督、キャストが緊迫の現場を振り返る

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国内外の注目を集める新鋭・吉田光希監督

 今年、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭に正式出品された吉田光希監督の『三つの光』が公開となり、16日、東京・新宿K’s cinemaで行われた初日舞台あいさつに、吉田監督と、池田良鈴木士小宮一葉真木恵未らキャスト11名が登壇。『家族X』『症例X』『トーキョービッチ,アイラブユー』などで国内外の注目を集めてきた新鋭・吉田監督だが「昨日は緊張と興奮で、一睡もできずにこの場に来てしまいました。公開初日という特別な日に立ち会っていただき感謝します」と満員の会場を見渡し、感無量の表情を見せた。

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 以前、音楽スタジオとして使われていた倉庫で楽曲制作を続けるマサキ(鈴木)とK(池田)。そこに、保育士を休職しピアノ演奏を動画共有サイトにアップロードしているアオイ(小宮)と、夫とすれ違いの毎日を送る専業主婦・ミチコ(真木)、歌うことの意義を見失いかけているシンガーのアヤ(石橋菜津美)が、自分の日常から逃れるように集まってくる。創作活動にともなう心の解放や再生、同時に感じるお互いへの依存と反発、嫌悪と憧れなど、人間関係に潜むさまざまな感情を、丁寧な筆致であぶり出して行く群像劇だ。

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 橋口亮輔監督『恋人たち』、高崎映画祭優秀新進俳優賞を受賞した池田や、今泉力哉監督『こっぴどい猫』や藤田貴大演出のマームとジプシー「cocoon」に出演の小宮ら、期待の若手俳優が参加している。

 壇上で、撮影現場の様子を振り返ったキャスト陣。池田が「大変だったよね。僕と鈴木くんは、怒鳴り合いのケンカをしました」というと、小宮は「撮影中は、ずっと悪夢を見ているような感じ。自分の闇を全部(作品に)置いてきたという気持ちで、今はスッキリしています」と吐露。真木も「倉庫のシーンは、撮影のたびに独特の空気感が漂っていて、監督は大声を出す方ではないですが、とても静かに追い詰められました。そんなジリジリした感覚が(画面の)要所要所に出ていると思います」と苦労を口にしつつ「観た人それぞれに気づきのある作品だと思います」と自信を見せていた。

 吉田監督はアオイ(小宮)が泣き崩れるシーンを2日間15テイクをかけて、こだわり抜いて撮影。真木には役づくりのために、主婦ミチコとして日記をつけることを提案したりしたという。

 最後に吉田監督は「この映画で、彼ら(キャスト)に何かを作るということをやってもらい、僕も(本作で)何かを作り、届けることの難しさを感じながら、撮影していました。映画作りは難しい、届かないことは何て多いんだろうと思いますが、でも届けたいと思っています」と、力強くアピールしていた。この日は、他に、キャストの石橋菜津美、後藤剛範森下サトシ佐々木大介鳥越ゆみ尾藤亜衣柴山美保も登壇した。(取材/岸田智)

映画『三つの光』は東京・新宿K’s cinemaで公開中

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