生田斗真、等身大の役に大切なのは「自分がどう生きてきたか」

ヒロイン・響を演じた広瀬すず
ヒロイン・響を演じた広瀬すず - (C) 河原和音/集英社 (C) 2017 映画「先生!」製作委員会

 『僕等がいた』シリーズ以来のタッグとなる三木孝浩監督×生田斗真による映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』。本作で主演を務めた生田は、自身にとって久しぶりの“等身大のキャラクター”を演じているが、生田はそうした役に挑むとき、自分自身が「どういう生き方をしてきたか」を振り返るのだという。

【場面写真】かわいすぎ!広瀬すずのウエディングドレス姿

 河原和音による人気漫画を実写化した本作は、ボサボサ頭でとっつきにくい伊藤先生と、そんな彼に恋をする高校生・響によるヒリヒリとした痛みを伴うラブストーリー。生田が演じた伊藤は、気難しいところはあるが本当は優しい“普通”の男。最近では、『彼らが本気で編むときは、』でのトランスジェンダーの主人公や『土竜の唄』シリーズでの派手な見た目の潜入捜査官など、特徴的な役どころを演じることが多い印象の生田は、「こういう等身大の、どこにでもいそうな青年を演じるときは、自分がどういう生き方をしてきたか? 例えば恋愛をしたときに何を感じて何を得て、何を失ったのか? そんな、自分の生きてきた道筋みたいなものが出ると思います」と語る。

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 そうした思いから、今回の役づくりのために「遠回りかもしれませんが、自分の過去を掘り下げる作業をしました」と話す生田。本作は恋愛を描いた映画とあり、恋愛をしているときの夢中で熱い気持ちを思い出すために、自分の過去の恋愛にも目を向けたのだとか。「好きな子にフラれたときに流れてきて、胸が痛くてまともに聴けなかった曲を聴いてみたりしたんです。あの頃あの子のことを好きだったな~とか、あのときは……といろいろな気持ちが呼び起こされましたね」。

 一方、ヒロイン・響を演じた広瀬すずは、初めての恋に戸惑いながらも、先生への「好き!」という思いを貫き高校生活を過ごす少女を説得力を持って演じた。劇中では、先生と生徒という立場の問題が二人の恋にとって大きなハードルとなるのだが、だからこそ「早く大人になりたい」という響の心の叫びが切実に伝わる。中学2年生から女優の仕事をしていた広瀬自身は、学生時代を振り返り「ずっとこのままがいいと思っていました」と真逆のコメント。「何も考えずに好きな人たちと、その場の勢いやテンションだけで急にワ~! と楽しくなったりする時間が息抜きになっていましたから。どんなにスケジュールがぎゅうぎゅうのときでも、ちょっと学校へ行くと『なんて平和なんだろう……』と気分転換になり、『よし、仕事がんばろう!』と思えたんです」と明かす。

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 そんな広瀬の第一印象を生田は「とても声が小さくて大人しく、もじもじしていて小動物のような子だと思った」と振り返る。ところがクランクインして撮影現場で再会した広瀬は「人が変わったようにはしゃいでいて、すごくビックリした記憶があります。ああこの人は撮影現場で大きくなったのだな、撮影現場でこそ生きている人なんだ」と改めて広瀬の女優としての資質に目を見張ったようだ。そんな二人が“演技者”として信頼し合って撮影に挑んだことが、この映画には確かに刻まれている。(取材・文:浅見祥子)

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』は10月28日より全国公開

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