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ルーク・エヴァンス今度はタフな役じゃない!繊細で超ロマンチストに

左からルーク・エヴァンス、ダコタ・ファニング、ダニエル・ブリュール
左からルーク・エヴァンス、ダコタ・ファニング、ダニエル・ブリュール

 アメリカのケーブルチャンネルTNTで放映中の話題のドラマ「ジ・エイリア二スト(原題) / The Alienist」について、ルーク・エヴァンスダニエル・ブリュールダコタ・ファニングが、1月18日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【作品写真】大人な一面を見せたダコタ、最新作『ブリムストーン』より

 同ドラマは、19世紀末のニューヨークを舞台にした、ケイレブ・カーのベストセラー小説「エイリアニスト -精神科医」を基にした作品。目をくり抜かれた女装した若い男の遺体が発見されたことをきっかけに、精神科医ラズロ・クライズラー博士(ダニエル)が、新聞社のイラストレイターの友人ジョン・ムーア(ルーク)と共に、連続猟奇殺人事件を追っていくサイコスリラーだ。ダコタは、セオドア・ルーズベルト警察本部長(後の米大統領)の秘書サラを演じている。

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 本作の出演は「ニューヨークに移り住める幸運なプロジェクトだと思った」というダニエル。「でも、後からエージェントに『撮影場所はニューヨークじゃなくてブダペストだ』って言われたんだ」と冗談交じりに切り出しながらも、当時のニューヨークを再現した素晴らしいセットについて、「ブダペストにニューヨークの街を一から再現するのかと思っていたんだ。でもブタペストを訪れたら、なぜこの街を選んだのかすぐに理解できたね。裏通りは1896年のニューヨークを再現でき、壮大な建築物は19世紀末当時の上流階級を描くのに最適だったんだ」と説明した。

 自身が演じたサラというキャラクターについてダコタは、「サラはニューヨーク市警で初めて雇われた女性なの。本部長の秘書だけれど、秘書よりも捜査官になることを望んでいるわ。不幸にも彼女のストーリーは、(トランプ政権において)今日わたしたちが話題にしている男尊女卑の問題にぴったり当てはまるの。彼女は、(女性として)タフな外見を装いながら、1日を乗り越えなければならないため、家に戻るとその外見(マスク)を取り払って、繊細な部分を見せるのよ。このシリーズでは、連続殺人犯を探し出すために、わたしを含めたそれぞれのキャラクターが、過去やトラウマなどと向き合いながら、連続殺人犯の脳裏を探ろうとするわ。サラには幾重にもなる個性があり、女優として多くを探索することができたわ」と満足そうに語った。

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 これまで演じてきたタフな役柄とは異なるジョンを演じたルークは、「実は、それが今作に惹かれた理由の一つだよ。彼は、とても繊細で、超ロマンチストで、依存症などの問題点も抱えていて、自分を見失ったり、正気を取り戻したりを繰り返している。実はドラマ内のジョンは、原作のジョンとはだいぶ異なっているんだ。上流階級としてラズロと共に芸術鑑賞することもできれば、他のキャラクター(ラズロやサラ)と違って、ロウアーイーストサイドの中心部にある売春宿などを訪れたりもできる。新たに個性を植え付けることができたのは、素晴らしいことだよ」と明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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