日本人快挙!特殊メイク辻一弘3度目ノミネート『ウィンストン・チャーチル』で

第90回アカデミー賞

ノミネーションおめでとうございます!写真は創作活動中の辻さん
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 第90回アカデミー賞のノミネーションが現地時間23日に発表され、映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当した日本人アーティストの辻一弘が、メイク・ヘアスタイリング賞部門でノミネートされた。自身3度目10年ぶりのノミネートとなった辻は「(ノミネートされたのが)この映画であるというのがまずうれしいですね。映画自体すごいと思っていますし、ゲイリーさんもすでにいろんな賞で認められているので。賞が最終的なゴールではないですけれども、認められると言いますか、こうやって結果が出るのは非常にうれしいことです」と喜びを表した。

ゲイリーがあのチャーチルに!『ウィンストン・チャーチル』予告編

 本作は『裏切りのサーカス』のゲイリー・オールドマン主演、『つぐない』のジョー・ライト監督で、第2次世界大戦下のヨーロッパを舞台に、苦渋の選択を迫られるウィンストン・チャーチルの英国首相就任からダンケルクの戦いまでの4週間を描いた歴史ドラマ。素顔ではチャーチルに似ても似つかないゲイリーが、毎日およそ3時間半かかったという特殊メイクによって見事チャーチルへと変貌を遂げ、その完成度の高さで話題を呼んでいた。

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 辻は、そのゲイリーの特殊メイクを担当したチームのデビッド・マリノフスキルーシー・シビックとともにノミネート。同賞には、本作のほかに『ヴィクトリア&アブドゥール(原題) / Victoria & Abdul』『ワンダー(原題) / Wonder』もノミネートされた。同2作を抑えて本作が受賞すれば、辻が同部門初の日本人受賞者となる。受賞結果は、現地時間3月4日に米ロサンゼルスで行われる授賞式で発表される。

 京都出身の辻は特殊メイクを独学し、渡米。『PLANET OF THE APES 猿の惑星』『グリンチ』『メン・イン・ブラック2』など数多くのハリウッド作品を手掛ける。アカデミー賞では2007年の第79回アカデミー賞にて『もしも昨日が選べたら』でビル・コルソとともに、翌年第80回アカデミー賞にて『マッド・ファット・ワイフ』でリック・ベイカーとともに、2年連続でノミネートされた。同部門で“アカデミー賞に最も近い日本人”とまでささやかれたものの、2012年頃に映画界を去り、現代美術の分野へと転向していた。本作の主演ゲイリーが辻なしではチャーチル役を引き受けられないと懇願したことで、再び映画界へ。製作の裏側でも熱いドラマが繰り広げられていた本作だけに、辻も思い入れはひとしおの様子。受賞した場合の心構えを尋ねると、「スピーチは緊張するでしょうね。一緒に仕事した人もいっぱい会場にはいると思いますけど、それでも緊張すると思いますね」と笑みを浮かべていた。ついに悲願のアカデミー賞受賞となるか、期待が高まる。(編集部・石神恵美子)

映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は2018年3月よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国公開

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