スタジオポノックが短編プロジェクト発表!オダギリジョー、尾野真千子、田中泯ら参加

スタジオポノックの新作プロジェクト、「ポノック短編劇場」第一弾『ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-』 - (C)2018 STUDIO PONOC

 映画『メアリと魔女の花』を手掛けたアニメーション映画制作会社・スタジオポノックの代表取締役でプロデューサーの西村義明が27日、都内で行われた新作プロジェクト発表会に登壇。「ポノック短編劇場」と称したレーベル、米林宏昌百瀬義行山下明彦という3人の監督の短編アニメーションを『ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-』というタイトルで今年8月24日より東宝配給で劇場公開することを発表した。

【動画】『ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-』特報

 米林監督が、自身初のオリジナルストーリーで挑むカニの兄弟の冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』、百瀬監督が、母と少年の愛と感動の人間ドラマ『サムライエッグ』、山下監督が、見えない男との孤独な戦いをスペクタクルなアクションで描いた『透明人間』。3本の短編が、1本の映画として公開される。

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 西村プロデューサーは、『メアリと魔女の花』公開後は「空っぽになった」と精根尽き果てたことを明かすと「客観的に世の中をみると配信サービスも増え、アニメだけではなく実写映画も含め、十分にコンテンツがそろっている。そんななか、新しい映画を作るには、かつてと違う意識が必要だ」と感じたという。

レーベルロゴ

 そこでたどり着いたのが短編映画という発想だった。「二人の偉大なる先輩、高畑勲さん、宮崎駿さんはアニメーションの豊かさを信じて追求してこられた。僕らはその土台に胡坐をかいてものを作っていてもいいのかと考えたとき、僕らもマンネリズムに浸ってはいけない、新しいステップを作らなければいけないと強く感じました。そして短編だからこそできる表現というものがあるのではという発想にたどり着いたのです」。

 とは言いつつも、西村プロデューサーは「短編作品発表について悩んだ時期もあった」と吐露すると「そんなとき、『アニメーションとはもっと豊かなものなんだ、アニメーションの豊かさというものを作り手のくだらない意見を表明するだけの道具にしてはいけない』という宮崎さんの言葉を見つけてうれしかったんです」と励みになったことを明かした。

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 短編第1弾は、米林監督、百瀬監督、山下監督ともに、スタジオジブリで大いなる活躍をしてきた面々が顔をそろえたが「今回は近くにすばらしい才能の方々いたので」と起用理由を語ると「漫画家や実写で活躍されている方、そして新しい才能など可能性はいろいろある。そういったことができる土壌のプロダクションにしたい」と今後は広く才能を募る予定だという。

 またこの日は、本作の参加スタッフ・キャストとして、俳優のオダギリジョー尾野真千子田中泯の名前も発表。どの作品にどのような形での参加するのかについては「まだ詳細は話せない」ということだが、音楽家である中田ヤスタカ村松崇継の名前もあり、期待が高まる。

 東宝株式会社の市川南常務取締役は「『メアリと魔女の花』は興収32億8,000万円という超大ヒットを記録しました。その打ち上げの際に、西村プロデューサーから短編の提案をいただき、二つ返事で『やりましょう』という話になりました」と打ち明けると「短編アニメーションを東宝本体の配給として、夏休みに100スクリーン以上の規模で公開することは、東宝にとっても新しいチャレンジです」とスタジオポノックと共に大きな勝負に出ることを誓っていた。(磯部正和)

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