『タクシードライバー』の脚本家、70歳で新境地に挑んだ意欲作!主演はイーサン・ホーク

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左から、セドリック・ジ・エンターテイナー、イーサン・ホーク、ポール・シュレイダー監督

 映画『6才のボクが、大人になるまで。』『マグニフィセント・セブン』などのイーサン・ホークが、牧師を演じた話題作『ファースト・リフォームド(原題) / First Reformed』について、5月15日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催イベントで、ポール・シュレイダー監督、セドリック・ジ・エンターテイナーと共に語った。

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 本作は『タクシードライバー』の脚本家で、『アメリカン・ジゴロ』『MISHIMA』の監督でもあるシュレイダー監督が脚本も務めたスピリチュアルサスペンス。自らが入隊を勧めた息子が亡くなり、悲しみに打ちひしがれていた元従軍牧師のトラー(イーラン)は、ある日、過激派の環境保護者の夫を持つ女性マリー(アマンダ・セイフライド)の相談を受ける。順調に牧師としての日々を送り始めた矢先、トラーは教会と悪徳企業とのつながりを知ることになり……。

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 今作への出演経緯についてイーサンは、「宗教のコミュニティーの映画は、そのコミュニティーが嘲笑の対象になったり、(虐待などで)悪者として描かれることがよくあるから、偽りのない等身大の役柄を演じられること、そしてそれをポールと共に製作できるのは、とても興奮するチャレンジだと思ったんだ」と明かす。続けて「特に牧師の声を聞いてもらうことは重要だったんだ。映画内で語られることは、実生活で僕自身や僕の友人らも考えていることなのだけど、(ポールのように)良い脚本家は、自分の言おうとすることを明確に表現できる。つまり、(社会の出来事に)何かいら立ちを感じているのに、うまくそれを言葉で表現できないといったことが、今作では明確に伝えられているんだ」と作品の魅力を語った。

 シュレイダー監督は脚本家になる前に、スピリチュアリティーと映画に関する書物を書いたことがあるという。「フィルムメイカーの自分とは異なるものだとずっと否定してきたよ。これまでは人々の共感や行為などに惹かれて作品を手掛けてきたし、あの書物に書かれているようなスピリチュアリティーを描くことはないとも思っていたしね。でも、3年前に友人から『君はもうじき70歳になるが、君が決して書かないと言っていた脚本を書くのには、今がちょうど良い年じゃないのか?』と指摘されたんだ」と監督。これまで、スピリチュアリティーを扱うことで失敗するのではという懸念や、制作費の捻出の苦労から、なかなか描けなかったが、70歳になったことで今作への挑戦を決意できたそうだ。

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 今作で、メガチャーチ(信者数が2,000人以上のプロテスタントの教会)のリーダー的存在の牧師セドリック・カイルズを演じたセドリックは、劇中、「今の世界を生き抜く上では、資本主義の社会に盲目にならなければいけない」と語っているが、それについて「中西部で育った僕は、教会のコミュニティーはある意味、家族のようなものだったんだ。けれど今は、メガチャーチのような場所で、有名な牧師を通して、自分を把握することになる。映画内でも『牧師にも牧師のような人物が必要だ』と語っているけれど、それはとても良い疑問なんだ。メガチャーチの牧師も、れっきとした人間であることを忘れがちだからね。だからセドリックは、ダークサイドに陥るトラーをかばいながらも、メガチャーチのリーダーとして教会も率いなければいけないんだ」と自身の見解を明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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